田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ヒゲの病床日誌~相部屋(2)

2013-01-26 17:52:16 | ヒゲの毒舌
又又、日付は逆上って、国立病院でのこと。
左斜めのベッドに、ひとり運び込まれました。
左手にリスト・バンドして、大きな点滴付けて。
ヒゲは経験上、ピーンと来ました。 きっと、カテーテルでの一泊検査だと。
その方、生まれて初めて点滴をしたそうだ。
すごい! この齢まで、病気と縁が無かったなんて。 羨ましい限りだ。

遠く離れた別の部屋の年配患者が、二人連れ立ってやって来た。
    「 お邪魔します。この部屋は、そーにゃ(たいそう)景色がよかてバナ。
     うわーっ、ほんなこつ、お城の観ゆるチャ。 」
相方 「 これがヘリポート。 あれが市役所で、あるが日航だろう? 」
    「 ほな、熊大(病院)は何処さん?あるかい。 」
ヒゲの対面の爺様がおめく。
    「 熊大は背の低かけん、建物に隠れて見えんとタイ! 」
な~んヤと、見学者は自室に戻って行った。

対面さんがヒゲに 「 ドクター・ヘリが来る時は、アナウンスが有るとタイ。
             風が入るから、窓を閉めちくれと。
             一日2.3回来る時もあるバッテン、最近は無かなぁ~ 」
土産話に、ヒゲもD・ヘリを目撃したかったが、とうとう転院の日迄、叶いませんでした。 (苦笑)

先程のカテーテル患者さんの所に、看護師さんがやって来た。
止血してあるバンドを緩める為です。
手首の動脈からのカテーテルだった様で、先ずは一回目。
徐々に圧力を減らし、慎重に時間をかけて、出血を確認しながら進めているもよう。
「 じゃぁ、後で薬を飲まんバ。 」 と若いナースが説明している。
えーっ、これって、もろに天草弁じゃないの?
そう言えば、ここのナース達、もろに郷(さと)の言葉でしゃべってくれるから、面白い。
特に、若い彼女らが “ ためらいなく ” 昔の天草弁で話してくれると、
オモローて懐かしくなる。
県外の患者さんには、ヒアリングが大変だろうが。

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