田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

携帯初発信は・・・

2013-06-09 17:37:09 | ヒゲの毒舌
もう、随分前の事件 ~~~ 『 アメリカ大統領・ケネディ暗殺 』
その頃、出来たばかりの太平洋をまたぐ日米間での国際通信。
偶然にも、その記念すべき第一報は、このケネディ大統領の暗殺事件でした。
ブラウン管から流れたこのニュース、まーたアメリカ人好みのブラックジョークか?
と思っていた、小学生ヒゲ。
段々と冗談でも無いような気がしてきて ・・・ 。

さて、其れから五十年程経った日本。
携帯電話が発明され、通信は様変わり。
今回ヒゲもお情けで、やっと一台頂きました。 鼻、ツンツンの気分か?
しかし、説明書を見ても、サッパリです。

実は、病に倒れる前の現役バリバリの時、携帯を持ってはいたのです。
但し、メールなんて使う事も無く、ただただ電話機能の発信のみ。
仕事上、必要に迫られての時だけでした。
病気後は、何時も何時もカァちゃんと一緒なので、携帯を持つ必要性がなかったのです。

それが、今度の入院で状況に変化が。
「 コレで、御用の節は何なりと! 」 とカァちゃん。
なるほど、入院で閉じ込められてる身には、便利なものだ。
やれ、爪切ってくれだとか、刺し身喰いたいとか、気安く頼める文明の利器だ。

そして、その日が来ました。 S病院に転院の翌日です。
そう言えば、もう長いことお通じが無いなぁ?
腹も、気持ち悪い程になってきている。
そうだ、いつもの作戦で行くかと、今まで使っていた座薬を示し、看護婦さんに頼んだ。
「 あーっ、ソレでしたら、成分はほとんど同じのが、ウチにあります。 」
大体一緒ならイイかと、ヒゲは不安げに納得。
しかし、これが大失敗の緒点と成る事を、ヒゲはまだ知りませんでした。

坐薬を挿入して直ぐの事です。
リハビリ担当の若い女性が、やって来ました。
「 リハ室に、行きましょう! 」 と云う訳です。
「 今坐薬を入れたから、ちょっと待って下さい。 」
しかし、リハの女性は、そんな理由で諦めません。
『 子供の使いじゃああるまいし。 』 の意気込みで必死で喰らい付きます。
リハビリを迫る職業上の粘りが、この後の悲劇を引き起こすのでした。 (笑)
ヒゲはやっと追い返したのですが、もう陣痛は起こっていました。
必死の形相で、ヨロヨロとトイレに向かいます。
寸前で、間に合いません!
あの紅いパンツに、どっさりと。
後で解った事ですが、ナースが言った 「 ほとんど同じ ・・・ 」 は大間違い。
ヒゲの使いつけの座薬は、ゆっくりと効いてくる遅効性のもの。
所が、この病院のは、即効性の薬だったのです。

ヒゲの手ではどうにもなりません。
そうだ! ケイタイが在ったナ!
こうして、ヒゲの携帯初発信は、カァちゃんへの 「 SOS 助けて! 」 と云う事に。
ケネディ暗殺の初通信と云い、SOS初打電のタイタニック号と云い、
最初の発信はアクシデントがらみ。
大統領暗殺の悲劇と、ヒゲのウンチ事件(?)の悲喜劇を一緒にするのは、
失礼とは思いますが。

ほろ苦くスタートした、携帯デビュー。
我が家に帰れば、何処かに仕舞いこんだままで役目を果たしておりません。
必要性がないのです。
今後、どう使いこなすのでしょうか?
役に立つ入院など、もう懲り懲りですし ・・・ (笑)

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