田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

風立ちぬ

2013-08-07 18:50:41 | ヒゲの毒舌
先日の天下国家の会(?)で、オープニングの話は、Mマウンテンさんから始まった。
「 堀越二郎のアニメ(!?)って、 どんなのだろうか? 想像出来ませんネー 」 と。
第二次世界大戦で、世界の名機として有名なゼロ戦。
その開発者が堀越二郎さんです。
                               
ヒゲ達、プラモデル戦争少年が思っていた勘違い。
アメリカ人は、物量作戦だけの図体がやけにデカい馬鹿国民だ、と思い込んでいた。
開戦当時、無敵のゼロ・ファイター。
最初、ピーコロなんかは面白い様に撃墜されてました。
                              

暫く後、米国のパイロットは、ゼロとどう戦ったか?
指令は、 「 コレとは戦うな!  Do not dogfight! 」
「 最初の一撃を放ったら、直ぐに逃げろ! ヒット&アウェーに徹するように。 」
あのチキンと呼ばれるのを嫌うアメリカ人が、弱虫に徹する戦術。
実は、人材を大事にする思想が背景にあったのです。
日本とは真逆の。
時間と費用を掛けて育てたパイロットを、むざむざとは戦死させられない。

米の戦闘機乗りは、逃げ回っているうちに、経験則でアル事が解りました。
逃げるのを、下に(ダイブ)向かえば、楽に逃げられる様だ。
何故だろう?
折りしも、アリョーシャン島で不時着した零戦が、ほぼ無傷で米軍の手に ・・・ 。
徹底的に調べ上げました。
そして、急降下が出来ない事 ・ 防護能力が劣っている事 ・ 特に操縦士を守るべき
背中の鉄板に欠陥が。
人材を消耗品とした日本軍の思想も。

やがて、米軍の戦い方が変わりました。
零戦とドッグ・ファイトする時は、2対1で向かう様にと。
あれ?
この戦術、何処かで聞いたような?
そう、日本・元禄時代(!)、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした時。
内蔵助が採用したのが、戦死者を出さない様に2対1で戦う戦術でした。
しかも、確実に有利な状況に出来る手段です。
なんと、日本人は元禄時代から、こんな戦術を知っていた。
しかし、戦争中に採用したのはアメリカ人。
日本軍は、相変わらず1対1なら絶対負けないよと、佐々木小次郎並みのファイトスタイル。
忠臣蔵のチーム・プレイは軽視され、個人戦を重要視した軍司令部。
そんな零戦の操縦士の前に、 「 ヘイ、カモーン! 」 と立ちはだかる黒いモノが。
米軍が開発した新型機F6Fヘルキャットです。
今度は、1対1で充分だと言ってるのです。
                           
将棋で例えれば、昨日までは二枚落ちで闘っていた相手が、今日からは平手の手合いでも
かなわなくなって仕舞った様なモノですか?
もう、零戦は恐怖の印でなく、カモになっていたのでした。
さあ、宮崎駿監督のアニメでも観に行きたいところだが ・・・
カゼ立ちぬ  ♪ いま~
                       

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コメント (4)
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