田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天日干しアジ

2014-11-08 14:43:14 | よもやま話・料理編
八月の例会での、T先生との会話。
「 お取り寄せの干し魚で、今まで一番高くて、美味しくなかったのが、福岡県のでした。 」
ヒゲも 「 ああっ! 先生その通りです。 私も三回取り寄せて、全滅でした。 (笑) 」
博多湾で獲れた魚の干し物だから、良いモノだろうのイメージがあります。
これが、大間違い。 やたらブランドを信用するな、と身に染みた瞬間でした。

某日、いつものデパ地下鮮魚、半額セールから戻ったカァちゃん。
いつもは、割引の戦利(!?)品を拡げてみせるのですが、今日は表情が微妙です。
「 昨日捌いたブリワタ(腸・肝)だと思うけど、ちょっと臭いが気になるのよ。 」
ヒゲ 「 ああ、ブリのワタは、一晩でナマ臭くなるよ。 食べる分には全く問題ない。
     少し臭いが漂うのがネ~。 ブリは仕方が無い。 」
こんな個性的な肴の時は、日本酒に限る。
本醸造や山廃純米で、ブリの臭いが気にならなくなる。
               
次に見せたのが、天然ブリの刺し身。
「 血合いの色が少し黒ずんでる。 店頭で見た時は、まだ良かったんだけど。 」
見ると、見事にサシが入った天然ブリです。
なるほど、血合いは変色してます。
色が変わっている = つまり切ってから時間が経っているのか? と、カァちゃんが気にする。
ヒゲ 「 変色はしょうがないヨ。 天然物は、切り出したらすぐに変色が始まるのだから。 」
大根卸しとワサビの薬味をのせて、日本酒を相棒に頂く。
本当は、熱燗が欲しいところ。
地物天然ブリで、これだけ脂ののったのは珍しい。 大根卸しが効いている。
           
さあ、今日の主役は、天日干しのアジです。
阪急の通販で取り寄せの品ですが、初めて見る 『 天日干し 』 と云う字に、ヒゲが釣られてのこと。
まさか、偽表示なんて、今の時代無いでしょうから。
現在は、どこでも機械干しでするから、塩加減に神経を使う必要もありません。
甘塩でも強制乾風だから、すぐに干し上がる。
しかも、病人には薄塩でありがたいと云う訳です。
            
さて佐賀県のアジは ・・・ ちょっと小ぶりですが、塩も効いてて旨い。
自家製干し物を造らなくなった我が家の今は、これが最もリーズナブルか。
輸入物のアジと違い、小さいサイズなのも良い。
やっと全う(?!)な干し魚にめぐり合った。
通販のレパートリーが、又増えた。

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