田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

あざなえる縄の如し~マラソン

2015-02-19 14:40:19 | ヒゲの毒舌
2/14 (土曜日) 午前11時 ~~~ いつものS村病院リハビリ・ルーム。
リハ先生 「 明日は、熊本城マラソンですネ。 内のメンバー2人も出るんですヨ。 」
ヒゲ 「 ほう、それは大したモノだ。 」
リハ先生 「 お城の近くになってからが、キツいと言ってました。 」
ヒゲ 「 ふふん、そうだね。 ソレは良く識っている!? (笑) 」
             
昭和30年代、熊本城近くの小学校 ~~~ 今日も運動場を一人で走っている生徒がいました。
忘れ物を取りに帰らせられてるヒゲ少年です。
朝飯抜きの腹ペコ少年は、よく走らされていました。
度々(たびたび)見受けられた、惨めな光景です。 (笑)
本人は、悪びれることもなく、粛々と先生の命令に従っているのです。
当時は、そんなモンでした。

そんな、拷問みたいな日々もやがて終わり、ヒゲもお情けで中学へ。
中学では体育の授業も種目が増え、マラソンと云う名の長距離走が登場します。
中学校もお城に隣接してましたから、マラソンのコースはアップ&ダウンの極めてハードなモノ。
同クラスの皆が腹に手をやって走っている、その横を独り駆け抜ける輩が。
                        
不浄門が見えるコーナーを曲がると、輩の前には、もう誰もランナーは居ませんでした。
こうしてヒゲ少年は、中学校代表として県大会へ。
生まれて初めての快挙です。
いつも万年ドベコスで、親どころか爺さんまでも、孫の応援は最初からあきらめていました。
( 以前のブログにも書きました ・・・ ヒゲの運動会、応援ではなく宴会に来ると )
そんなドベコス少年に奇跡が起きた瞬間でした。
                               
よく、禍福は糾える縄の如しと言います。
小学校時代、まるでイジメに近い様に走らされたことで、ヒゲに不足していた体力を
身に付けることが出来たのです。
コレは大きい。
後の人生にまで、影響を及ぼす体験です。
ペナルティーで走らせられた禍い(わざわい)が、体力と云う福をもたらす。
いやあ、人生は解らないですネ。
ヒゲ少年に、取り帰りの命令を出していた女の先生。
ヒゲには、絵の具で絵を描くより、今は走って体力を付けることの方が大事だと炯眼していたのでしょうか?

 ≪ ヒゲが眺めていた外側 ≫

       ≪ 門の内側 ≫
熊本城の鬼門の位置にあり、普段は開かれなかったので 『 不開門 (あかずのもん) 』 と言われた。
ここからだけ、し尿が運び出されたので、別名 『 不浄門 (ふじょうもん) 』 とも。

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