田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

酒シャワーに気を付けて~☔

2017-05-20 21:30:02 | よもやま話・酒編
前ブログ『桶の仕込み酒 …』の続編です。
藤田千恵子さんと寿司屋で出逢った時、盛り上がった話の中のひとつを紹介します。
お互いに、「 そうなんですよね~ 」 との体験談でした。

ある月の熊本酒仙の会。
カウンター係りの浪ヤンが、例の“発泡酒”を携えて部屋に入ります。
この会は、その時期に合わせた趣向をこらして、日本酒を楽しんでもらっていたのです。
今回は、アノ発泡酒です。
                    
部屋に入った浪ヤンが、口上を述べます。
「 さて、お立ち会い! これなるお酒の開栓の儀を執り行います。
   実は、この瓶の中は、発酵中のお酒が入っております。
   先日も、コレを開けようとしたところ、ボン!と吹き出していまい、
   半分のお酒が飛び散りました。
   文字通り、発泡酒が発砲した訳でして。(笑)
   ですから、なだめなだめ開けていきます。
   いざと言う時の為に、ハンカチやらおしぼりを用意しておいて下さい。 
   では、先ずは、この押しピンで ・・・ 」  

周囲の客は、キョトンとした顔になり、オシボリを構えた!?
浪ヤンは、いつものように開封の手順を踏み、押しピンを挿した時でした。
浪ヤンの顔色が変です!?
じっと、酒の上面を見つめ続けています。
いつもだと、押しピンをはね返す様なガス圧が、酒から起きるハズです。
ところが、発泡酒の封を取っても爆発どころか、アワも出ません。

周りの客は、今か今かと期待して待っている構図なんですが。
なんと!
期待だけ抱かせて、何も起こりません? 
    🎶 しらけ鳥 飛んでいく クワーッ クワーッ (^^♪ 
                     
昔、観たコミック・ゴルゴ13に登場した、銃弾の不発の場面でしょうか。
そう、ゴルゴがいざ暗殺と引き金を引くも、弾が不発だったのです。 
失敗!!          
待望の酒は、瓶の中で発酵が終わり、普通の辛口の濁り酒になっていたのです。
まあ、イキモノ(!)相手のことですので、色々ハップニングが起きてもしょうがない。
今みたいに、炭酸ガスを吹き込んで作る手法ではありません。
なにしろ、発酵中のブクブク酒を一升瓶に詰め込む訳ですから。
封印も、飛び出さない様に調節しないといけません。
メーカーさんも気を使います。
もちろん、酒仙の会の紳士淑女の方々は、ちょっと白けることはあっても、
文句を付ける人は居ませんでした。 

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コメント (2)
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