孫が独りで、お泊まりに来た時のことです。
「 ヒゲ爺、将棋やろう! 」 と言いだした。
どうも、前にチェスで挑んだ時、瞬く間にチェックメイトされて、
チェスは懲りたらしい。
それならば、今度は将棋で挑んでやろうと云う発想のようだ。
内のカァちゃんが聞きとがめて、
「 ひぃちゃん、ヒゲ爺と将棋するのは少し早いかな。
もっと練習して、パパとゲーム出来る様になってからね。
チェスも、グランマと勉強したから、面白くなっていたでしょう。
ひげ爺みたいに強い人とする時は、沢山の練習をしてからお願いするのよ。 」
ロボット教室に興味を持ち、プログラミングがどうとか、うんちくを言ってる孫。
将棋に興味を持って、ヒゲにチャレンジする日が来るかどうか?
気長に待つことにしましょう。 ひげの寿命が問題ですが。 (笑)
最近は、なにやら藤井四段ブームのおかげで、小学生にも将棋教室熱とか。
熊本市でも、有望な女流棋士候補の女の子が、川尻小学校に居るとか。
昔とずいぶん違う光景です。
昭和30年代、熊本市城東小学校。
ヒゲ達は、今か今かと時が来るのを待っています。
その給食が、ゲイカツだからです。
肉類は、滅多に食べることが出来ない時代。
クジラの肉は、チョー貴重品でした。
この時ばかりは、悪ゴロもおとなしくしてます。
教室は静まり返り、一心にクジラを噛みしめているのです。
硬い肉に苦戦している間に、脱脂粉乳の表面には膜が張り始めます。
食後はいつも、クモの子を散らしたように校庭に飛び出す小学生達。
しかし今日は、あいにくの雨。
教室で、ゴロゴロするしかありません。
すると、2・3人の男子が、予てより用意の紙製の箱を取り出します。
当時の将棋セットです。
遊びたい盛りの小学生が直ぐに集まり、紙(!)の将棋盤を拡げてゲームを始めます。
四人いる時は、主に回り将棋。
昇格しながら、駒の格(!)を覚えます。
三人いる時は、山崩し。
リスクと収穫とを天秤に掛けながら、人生(!)の処し方を覚えます。
山を分けた後(文字通り、強盗団の山分け?)、その持ち駒で銀行ごっこに移行します。
二人いる時は、ハサミ将棋。
コレは、もうちゃんとした頭脳ゲームです。
そして二人で、いわゆる将棋をする時には、決まり文句があります。
「 本(ホン)将棋をしようか?! 」 と。
周りから、「 オオッー! 」 と歓声が上がります。
“ ほんしょうぎ ” と云う語感が、大人びた雰囲気を醸し出すからです。
「 ジュンな、ホン将棋ばしきっとや? 」
( 訳 : 君は、本将棋を指すことが出来るのですか? )
そう、当時は、普通の将棋を出来る子は、少し格(!)が上がって見られたものです。
ある種の、尊敬と妬みが入り混ざった感情を持って? (笑)
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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「 ヒゲ爺、将棋やろう! 」 と言いだした。
どうも、前にチェスで挑んだ時、瞬く間にチェックメイトされて、
チェスは懲りたらしい。
それならば、今度は将棋で挑んでやろうと云う発想のようだ。
内のカァちゃんが聞きとがめて、
「 ひぃちゃん、ヒゲ爺と将棋するのは少し早いかな。
もっと練習して、パパとゲーム出来る様になってからね。
チェスも、グランマと勉強したから、面白くなっていたでしょう。
ひげ爺みたいに強い人とする時は、沢山の練習をしてからお願いするのよ。 」
ロボット教室に興味を持ち、プログラミングがどうとか、うんちくを言ってる孫。
将棋に興味を持って、ヒゲにチャレンジする日が来るかどうか?
気長に待つことにしましょう。 ひげの寿命が問題ですが。 (笑)
最近は、なにやら藤井四段ブームのおかげで、小学生にも将棋教室熱とか。
熊本市でも、有望な女流棋士候補の女の子が、川尻小学校に居るとか。
昔とずいぶん違う光景です。
昭和30年代、熊本市城東小学校。
ヒゲ達は、今か今かと時が来るのを待っています。
その給食が、ゲイカツだからです。
肉類は、滅多に食べることが出来ない時代。
クジラの肉は、チョー貴重品でした。
この時ばかりは、悪ゴロもおとなしくしてます。
教室は静まり返り、一心にクジラを噛みしめているのです。
硬い肉に苦戦している間に、脱脂粉乳の表面には膜が張り始めます。
食後はいつも、クモの子を散らしたように校庭に飛び出す小学生達。
しかし今日は、あいにくの雨。
教室で、ゴロゴロするしかありません。
すると、2・3人の男子が、予てより用意の紙製の箱を取り出します。
当時の将棋セットです。
遊びたい盛りの小学生が直ぐに集まり、紙(!)の将棋盤を拡げてゲームを始めます。
四人いる時は、主に回り将棋。
昇格しながら、駒の格(!)を覚えます。
三人いる時は、山崩し。
リスクと収穫とを天秤に掛けながら、人生(!)の処し方を覚えます。
山を分けた後(文字通り、強盗団の山分け?)、その持ち駒で銀行ごっこに移行します。
二人いる時は、ハサミ将棋。
コレは、もうちゃんとした頭脳ゲームです。
そして二人で、いわゆる将棋をする時には、決まり文句があります。
「 本(ホン)将棋をしようか?! 」 と。
周りから、「 オオッー! 」 と歓声が上がります。
“ ほんしょうぎ ” と云う語感が、大人びた雰囲気を醸し出すからです。
「 ジュンな、ホン将棋ばしきっとや? 」
( 訳 : 君は、本将棋を指すことが出来るのですか? )
そう、当時は、普通の将棋を出来る子は、少し格(!)が上がって見られたものです。
ある種の、尊敬と妬みが入り混ざった感情を持って? (笑)
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