田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

酒呑みの怒り!?

2017-06-22 19:21:44 | よもやま話・酒編
先日、熊本市銀座通りの寿司屋に入った時のことです。
酒のメニューを拡げたら、〔徳利=350円〕が目に飛び込んできました。
ナ、ナ、ナ、なんて懐かしい!
『 サンビャクゴジュウエン 』 と云う、天上の響き。
かつて、田園の酒メニューで見て以来の数字です。
田園では、お任せの燗酒・冷酒は、150CCで350円でした。
コレが、お任せでなくお好みの銘柄なら、400円。
つまり、お好み=指名代が50円上乗せされるのは、似てる世界が他にもあるような?(笑)
                    
かって(!)は、他の店もお銚子一本は、350円ぐらいでした。
長屋暮らしの町人、食い詰め浪人、貧乏旗本も、みんなこの“値ごろ”な酒で
楽しんだモンです。
                 
この値段なら、あの(!)セリフが吐けます。
「 オイ、オヤジ。 お銚子、もう一本ね! 」 
なんて、粋なセリフでしょうねぇ。
誰でも、コスパな徳利を充分呑めたのでした。
過去形なのには訳があります。
今では、とても楽しめないからです。
               
我らが賢帝アベちゃんのお陰で、縮むばかりの年金生活の老人。
最近行ったエビの店では、お銚子一本800円。
「 もう一本ね 」 なんて頼むと、1600円。 ひえっ〜〜
立派な和定食・松が頂ける金額になります。
やたら気安く、追加は言えません。

さて、冒頭の寿司屋さんの日本酒。
銘柄は、まあ、人気ドラマ相棒で、右京さんが飲んでるのと同じなのが愛嬌ですが。
ちょっと背のびすれば、隠居老人でも、三本ぐらいはなんとかなる値段。
嬉しい!
              
それにしても、一体いつぐらいから、こんなに酒の価格が騰がったのだろうか?
最近行った店の酒メニューを拝見すると、ヒゲは首を傾げる。
メニューに、酒呑みに対する愛情が感じられないのです。
それどころか、酒呑みから、取れるだけ搾りとってやろうと云う悪意さえ感じられる。
コレが、信じられない。
以前のブログで書いた様に、ヒゲが崖っぷちで苦しい時代を助けてくれたのは、
突き出しの価格です。
ランチだけでは800円しか上がらないのを、酒呑みが来てくれると、
ビールと突き出しが加算される。
コレが大きい!
これで、辛うじて凌いだヒゲは、酒呑みに恩義があり、頭が上がりません。
                      
そんな過去のあつれきがあるヒゲには、現在の酒メニューが理解出来ない。
まるで、天皇陛下がお召し上がる様な立派な価格の日本酒がずらり。
ちょっと前まで、我ら平民を楽しませてくれた酒は、どこに行ったのかしら?
今は、高価で美味い酒ばかり。
安くてそこそこ美味い酒を探し出す店主、居ないのかぁ~
                                      
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コメント (2)
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