田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

藤井五段~先に生まれただけのヒゲ

2018-02-08 15:41:38 | ヒゲの盤上の世界
日テレの学園ドラマ ~ 『 先に生まれただけの僕 』
嵐の櫻井翔が演じる派遣の校長先生が、苦労しながら高校を改革するストーリー。
或る日のシナリオが、おもしろかった。 
観ていたカァちゃんが、「 まるで、あなたの親みたいネ 」 と。

ドラマの展開は、こうです。
進学クラスの男子生徒のひとりの成績が急落した。
当然、モンスターペアレントは、抗議に来ます。
       
成績が落ちた生徒の原因は、将棋です。
生徒は、将棋棋士を目指したいと言います。
親は、猛反対です。当たり前ですよね。
「 こうなったのは、学校が悪い! 」 とまで文句言います。
櫻井校長が、親に尋ねます。 
「 ところで、息子さんが将棋の五段の腕前だと云う事を、ご存知でしたか?! 」
????  絶句する両親。  
全く、子供の活躍を知らない事が発覚したからです。
はからずも、子どもへの“無関心”が露呈することに。

似たような話しを、ここのブログで聞いた事がありませんか?
そう、ヒゲの両親も、息子が将棋有段者と云うことを夢想だにしませんでした。
「 将棋の盤さえ持たないウチの子が、段持ちだと~? 」
今でこそ、小学生の有段者なんてゴロゴロいますが、当時の将棋段位は厳しい時代でした。
まあ、ヒゲの場合、意図的に隠ぺいしていたから、親のせいではありませんが。
隠れキリシタンの様に、将棋盤もありませんから、分かるハズありません。
毎月、何所かで賞金を稼いでくる息子に、母親が訝しく思うぐらいでした。
まさか、将棋大会で?
                
当時は、高校生が将棋なんかにうつつを抜かすのは、とんでもない事とされた時代。
大学全入とは全く違う、受験戦争時代。
四当五落と云う標語さえありました。
日々の受験勉強で、一日5時間の睡眠を取るようでは落ちる、4時間なら合格すると。
それでなくても、将棋のイメージが悪い時代。
軍人学校のヒゲの高校では、野球部は評価されても、将棋なんてチンチロリン賭博と
同じ範疇でしかありませんでした。
そんな物に熱中するのは、オタク!  軽蔑の対象者です。
そんな環境の中で、ヒゲが自ら、将棋の有段者なんて言う訳がありません。
知っていたのは、数学クラブの連中と元カノ(?笑)ぐらいなモンでした。
現在の、将棋指しがスターの様に取り上げられる風潮を見ていると、
隔世の感が否めません。  うらやましい限りです。
      
                
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コメント (2)
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