田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

水を掛ければ、水洗い?(続編)

2018-07-30 21:37:02 | 田園ものがたり
慣れない仕事ながら、やっと予約時間ギリギリに、鉢盛りが出来上がりました。
盛り付けが少々ブサイクなのは、まあ~ご愛嬌で。
やがて、予約客がゾロゾロと店に入って来られた。
吸い物と茶碗蒸しを出して、ヒゲはホッとひと息。

しばらくして、サービス係がヒゲに訊きにきました。
「 幹事さんが、『 後は、何が出るのですか? 』 と尋ねられてますが・・・ 」
変な事、訊く幹事やなと思いながら、「 これで全部です。 」 と。
サービス係がそれを伝えたら、幹事の顔いろが変わったらしい。
どうやら、鉢盛りの概念が違っていたようです。
じゃあ~ん!!
         《 注:幹事とは、旅行社の随行員のこと 》

旅行業者の幹事が言う鉢盛りは、次のようなものです。
よく、昔の中華料理で見られた様式。
例えば、前菜をひと皿に、酢豚もひと皿に、次はチンジャオロースもひと皿に盛る。
そんなひと盛り皿が、次々と出るのを期待していた。
コレなら、人数変更も気にしなくて済むと。
ヒゲは、青ざめました。 信じられない!
なるほど大皿に盛るから、鉢盛りと言えなくもない!?
烈火のごとく怒る幹事の罵倒に、ヒゲ達はなす術もありませんでした。
ひたすら謝るばかり。
      

もちろん、以後、このOOトラブル(!)から予約が入る事はありませんでした。
当初から、こういう料理の対応は出来ないと、断っていたのはうちの店なんですが。
どうしてもと頼まれて受けた客に、とんだ目にあわされてしまいました。

ずっと以前に書いたこのブログを再掲するのには、訳(?)があります。
憤まんやりかたなき被告人ヒゲが、新たな証拠を提示すると云う。
つい最近の同業者の新聞広告をご覧下さい。
         

堂々と、『 鉢盛り 』 の文字が見えますよね。
和食業界内では、この盛り込みを紛れもなくそう言います。
ヒゲもその概念に沿って準備したのだから、一方的なクレームは如何なものか?
過失は、相反ぐらいじゃあないか? (笑)
飲食業も旅行業者も同じサービス業で、常々(!)お互いに協力する関係のはず。
鉢盛りの概念が違っていたとは云え、もう少し巧い対応は出来なかったのか?
旅行客は、楽しんで食事していたらしいのだが。
思いもしなかったクレームへの怒りは、まだ引きずっていたヒゲでした。

日本人同士でも、これ程の行き違い。
まして、米トランプと北のキムなら    
「 貴様! 非核化が全く進んでないじゃないか~? けしからん!! (怒) 」
「 ちゃんと演ったゼ。 
   比較課を創設して、どの国が一番援助するか、比較しているンだ。 わははははー 」
どうやら、トランプとキムも、水掛け論に終始するようです。

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コメント (2)
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