ひふみの次は？

孫達の様子がメールで送られてくるのを見るのが、爺の楽しみのひとつ。
動画もあって、ついついニヤケた顔になってしまう。　
驚きは、普段ワルごろの奴等が、本を見てる時は静かにしているのだ。
絵本とか図鑑を、真面目な顔つきで読んでる姿は面白い。
爺には、ちょっぴり羨ましい（？）光景かもしれません。
　　　　　　　
ヒゲの小学生の頃の通知表は、五段階評価でした。
１はワースト、３がソウソウ、５はグッドみたいな。
で、ヒゲの指定席は、加藤ひふみさんでした。
ひ　・　ふ　・　み　！　　即ち、一　・　二　・　三　！
そう！　ヒゲの通知表は、この　１・２・３　があれば事足りたのです。（笑）
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　≪　中国語のお勉強　≫

そんな或る日、ヒゲは、誕生日プレゼントに図鑑を貰った。
本を開いて、綺麗な印刷物に驚く小学生。
当時の無味乾燥な教科書とは大違い！
夢中になって、読みふけります。
内容は、世界の動物、恐竜、そして天体。
　　　　　　　　　　　
やがて、理科・社会科のテストがありました。
するとどうでしょうか？！
『ひふみ』のはずの小学生ヒゲの通知表に、初めての『４』が付いたのです。
ちょっぴり鼻高になったのを覚えています。
　　　　　　　　　　　　　　　　
ただし、図鑑が手に入ったのはその時だけ。
次にヒゲの机上に載った本は、月刊誌の戦記　『 丸 』　。
大人が読む戦争オタクの本でした。
とても、漢字も読めない小学生が、手にする物ではありません。
その後も、机には専ら戦記・丸が積み重ねられるばかり。
二度と図鑑が来る事は、ありませんでした。
お陰（？）で、船型の影絵を見た瞬間に、OO型なんて答えるオタク芸が身につきましたけどね。
当然ですが、この芸で通知表に、『４』がともるなんて奇跡はありませんでした。　（苦笑）
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　
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