田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

リアル卵かけご飯

2021-06-30 19:32:37 | ヒゲの毒舌
日本で人気の卵かけご飯。
お茶碗に白飯、そしてトンスイにまるまる一個の玉子。
今や、ひとりにつき玉子一個は当たり前の時代。
ヒゲ世代からすると、なんて贅沢な食事か!?
        
随分前のブログでも、小学生時代の卵かけご飯が超贅沢品だったと話題にしました。
親戚が在る花園の里に遊びに行った日。
其の家の縁の下では、ニワトリを飼っていました。
当時は、珍しい光景でもなんでもありません。
ヒゲと其処の家の長男は、その鶏を護る(?)のが仕事でした。
なにしろ、産んだ玉子が即ちオカズですから。
ある時、2人は家の中で遊びに夢中に。
その時、家の下からけたたましい鳴き声が聞こえます。
 「 シマッタ〜! 」
慌てて飛び出すと、青大将がプクッと腹に卵を呑み込んで逃走中。
ヒゲ達は、悔しまぎれで石をぶつけるしかありません。
青大将は、ほうほうの体で坂道を転がる様に逃げて行ったのでした。
             
その夜は、一個しかない卵を、従兄弟と半分づつのシェアにして食べたのでした。
そうして、肝に銘じたのです。
どんなに遊びに興じても、最小限の注意を払っておかないといけないのだと。
           

熊日新聞で只今連載中の『わたしを語る』は、熊本の人気タレント『大田黒浩一君』です。
ヒゲの後輩となるS高校出身の彼の記事をご紹介します。

 【 人生は ・・・ よかばい 】 工夫して食べた卵かけご飯
昭和30年代は自宅の庭で鶏を飼っているのは割と普通だった気がします。
我が家でも縁側の下の方の空間が鶏たちのすみかになっていました。
放し飼いにしているとイタチや猫が襲うことがよくあり ・・・ ( 中略 )

家族の人数に対して圧倒的に少ない数の卵なので足りるわけがありません。
 「 どおっ 卵かけご飯にしょかねっ 」 ・・・
分配を待っている私も、茶わんのご飯に穴を開けて貴重な卵がこぼれないように
準備して待つ ・・・


いやあ! 驚きですね。
ヒゲが以前のブログで紹介したレアな景色が再現されています。
後輩の大田黒君とは “七つも歳が違う” のに、こんなにも同じ様な昭和の空気を吸っていた。
当時は、日本も復興が急ピッチで進められ、2〜3年でも随分と変化した時代。
それなのに、七年経っても余り変わらないレトロな光景が繰り広げられているのが嬉しい!?
面白いのが、大田黒君たちも、イタチどもから鶏を護るのが役目だったことです。
ヒゲ達が、縁の下の鶏を蛇どもから護るのが役目だったように!
そんな思いして、やっと手に入れた玉子。
シェアした卵かけご飯でも、文句なしに旨い。
ただし、分配する作業(?)は神経を使うかも? (笑)
                 
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