さぁて、高校三年生のヒゲは、大学受験が控えています。
もし不合格なら、普通には “人生最悪” の瞬間になるわけですよね。
しかし、ヒゲが通学しているS高校は、なにしろ ❛浪人生数ニッポン1❜ で
有名ですから、ヒゲ一人が増えても何も目立たない。
「 ぬしもや~ ワッハッハー😆 」 まさに、木は森の中ですか!?
一般の世情的には、浪人生は悲惨な立場でしたが。
そんな哀れな受験生を、自虐的に嗤う歌も流行りました。
世は東大紛争やらで騒然としていた時代。
🎤 ♬ おーいで皆さん 聞いとくれー
♬ おいらは 哀しい受験生 〽
家庭の収入面でも、更には学力差にも、大きな影響がありました。
昨今の大学全入みたいに、◯◯でもチョンでも大学に入れる時代ではありません。
受験に失敗して予備校生になるには、家庭の経済事情等にも大きな負担。
しかも、2回目の受験も失敗すると、2浪(ニロウ)と言うレッテルが付き、
家庭内でも腫れ物扱い。
ちゃんちゃんこを着て、まるでウツ患者みたいに机に向かう。
とにかく、家計の負担も大きいから、3浪は絶対避け無けねばならない。
そんな家族の期待が、背中に刺さってツラい。
さぁ、今夜もブラームスのイントロ曲を聞いて、深夜のラジオ講座を頑張るか?
さても、そんな浪人生の悲劇が当たり前の風潮の中、ひとりほくそ笑んでいる
けしからん男がいました。
しめしめ、これでまるまる一年の猶予が手に入った~!?
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