予備校ライフも、12月に入った頃の或る日。
例の担任の先生から、授業後に待つように言われます。
またぞ、特待生ヒゲがふざけた解答をしたから、お説教かな・・・?
席で待っていたヒゲに、色白の担任はニコニコ顔で話し始めた。
先生 「 君はチェスを知っているようだね? 」
ヒゲ 「 ハイ。」
( ふうう~ん?
昼休み時に、予備校仲間のK田君と井芹川の土手で、
チェスを楽しんでいたことがあったなぁ~
その様子を見られていたのだろうか? )
先生 「 ところで、君は将棋は知っているかい? 」
ヒゲ 「 はーあ、知らないでもありませんが? (笑) 」
先生 「 君は、まぁ~おそらく、希望校の入試は大丈夫だろう。
去年の内の卒業生で、京大に行った西コウ〇と言うのがいる。
彼は、将棋が得意だったんだ。
来年、君が京都に行って、もし西君と会うことがあったら、
よろしく言っといてくれ。 」
何気ない世間話のようだが、このチェスと将棋というまるで違うラインが、
ある種の偶然(?)で、スクランブル交差点で出会うから、シャバは
面白いんですよね!
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