田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ソイレント・グリーン法成立

2018-09-30 19:17:31 | ヒゲの毒舌
財政破綻と云う失政に頭を抱えるA総理大臣の耳に、悪魔がささやきます。
「 ソーリ、良い手がありますヨ。先ずは、このふたつの映画を御覧下さい。 」
ハーバードかぶれの経済学者が用意したのが、『 米映画 ソイレント・グリーン 』 と
『 邦画 楢山節考 』 でした。
  
映画鑑賞のあと、言います。
高名(?)な経済学者の竹蔵先生
      「 ソーリ、この国の元凶は、65歳以上の年寄りです。」
総理   「 そうだ! 奴らが“いる”だけで、莫大な社会保障の予算がかかる。
       おかげで、偉大な俺様の名政策が履行出来ないでいる。
       奴らさえ“いない”なら ・・・ 」
竹蔵先生 「 そうです! 奴らがいるから、医療費・介護費・年金等々、ムダな金が要る。
       幸い日本には、映画のとおり姥捨山の風習が在りました。
       コレを利用しましょう。
       もう、先の希望が無い高齢者には、簡単な手続きで優先的(?)に
       安楽死出来る設備を提供すると言うわけです。 」
総理   「 そうか! すると一石二鳥(?)ってえ訳だな。 」
     「 よし、直ぐに、カンとニカイを呼べ。 直ちに立法化するのだ! 」
               

巣窟に悪人どもが集まり、次はネーミングを協議します。
                   
「 普通は、『 安楽死法 』 案だな。 」
「 しかし、コレでは、如何にも悪事を働いているのが、国民にバレバレじゃあないか。 」
「 そうだ! 『 ソイレント・グリーン法 』 にしよう。
  日本の国民は、横文字が並ぶと、一も二もなく有難がる習性がある。
  このネーミングなら、なにやら楽しい世界にいざなわれているようなイメージが
  あるじゃないか? 」    ( 一同大笑 )

こうして、たちまちの内に、各県に処理場が建設されました。
処理場には、日本で生きる希望をなくした年寄りが行列。
手続きを終えた年寄りはベッドに。
            
ベッドの前のスクリーンに、古き良き時代の懐かしい日本の映像が映し出され ・・・
ベートーヴェンの田園一番が流れます。
       🎶  ラ♭シレ ド♭シラソド ファソラ♭死ラソ ♬ 〜
              

それから程なく、食糧難にあえぐ国民に、工場から政府の配給食が届けられた。
“ソイレント・グリーン”と呼ばれたソレは、ドッグフードみたいな形状。
これが、栄養失調ぎみの日本人をうるおしたのです。
人民は、総理大臣を讃えます。
                      
官邸で、喜色満面のアベ総理。
  「 ふふん、これで年寄りに年金や生活保護費も出す必要もない。
    おまけに、食糧も提供出来るじゃないか。
    まさに、一石二鳥とは、このことだな!? カ・カ・カ・カーッ (笑) 」

暫くして、処理場で道に迷った、自称C・ヘストンが、青ざめた顔で通りに出て叫びます。
     「 Soyrent green is Humanbeing ! 」
                 
この物語は、フィクションです。
登場する人名は、すべて架空の人物です。
暗黒の総裁選にインスパイアされたヒゲが、創ったものとお笑い下さい。

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