皆さんの子供達も、ずいぶんプールで鍛えられたことでしょう。
最初は25m泳ぎ、最近では50mも泳げます!
もう水も怖がらずに、スイスイス~イと立派なスイーマーに思えます。
しかし、川や海では、この自信が微妙にリスクを呼ぶのです。
例えば海では、プールで50m泳げても何の意味もありません。
海では、何メートル泳げるではなく何時間泳げるかが、生死を分けるのです。
海での50mなんて、たかが知れています。
大事なのは、何十時間(!)海面でマンボウみたいに漂い続ける事が
出来るか?
プールで鍛えたクロールで泳ぐと、あっという間に体力が尽きて沈没です。
今年は、例年以上に水の事故が多発してますね。
突然、❝ 沖に流されて ❞ 帰還出来ず。
ライフジャケット着けていたのに、娘が川で見えなくなった等々。
先ず、多少の知識や経験が海では必要です。
TV画面でも実際の岸辺でも、浜の波の表情を一瞬見ただけで、
❝ 満ち潮か引き潮か、はた又汐目時か? ❞ 判断出来なくてはなりません!
先程の事例の ❝ 沖に流されて! ❞ が、結構な危険分子です。
貴方が、浜辺から沖に向かって泳ぎ出すとしましょう。
スイスイと進むので、「俺ってこんなに泳ぎが上手なんだ~」と思ったら、
もう危ないかも!
気がつくと、浜が遠い所にある。
急いで戻る努力をしますが、その甲斐もなく沖に流されて行く。
今の用語で言う離岸流です。
こんな時は、しょうがない。
ジーッと浮いて、体力温存だけに留意して、長い時を待ちます。
突然、海水温が低くなるのは怖いけど ・・・ 。
ぷかぷか浮きながら左右の光景を確認して、潮流を読みましょう。
そうして、離岸流に逆らわず、横断するように岸を目指して、平泳ぎで
泳ぎ出します。
運が良ければ(笑)、助かるかも知れません。
コレも、普段から潮流を読む目利きが求められるのです。
岡の上や船上から、潮の流れを読む練習は大事ですよ。
川でも同様に、目利きが必要でしょう。
先ずは、浅い箇所と深い所の、急なアップ&ダウンが一番恐い。
30cmほどの水が来ても、人間は足元をすくわれます。
その瞬間、深みにはまったら、ほとんどの人がウロたえる。
川には、急流が突然やって来ることもあるので、常に周りを注意
しなければなりません。
浅瀬はどこか? 水流が変わるのはどこか?
いゃあ~ 水場で遊ぶのも楽ではないのですよ!
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