ヒゲ 「神父様、私には今度の世界遺産に落書きした女子大生達を非難することは出来ません。」
ザンゲ室の神父様 「ほォー、それはどうしてですか?」
ヒゲ 「実は、私がまだ元気な頃の話です。
“剪定”と称して、従業員を集めて、熊本城と国立病院の間にワゴン車で向かいました。
“散れ!”と命令一下、クモの子散らすように、皆が道路の隅々に配されます。
“採れ”の合図で高所枝切りカッターが動き、一番桜が切り落とされます。
時々、クモの子から“来たーッ!”と連絡があります。車やパトが近づいてきた合図です。
次の日、初桜の小枝が前菜に飾られました。」
神父 「それは、お客様に喜ばれたでしょう。」
ヒゲ 「それはもう、私も鼻高々で。
又、夏のある夜はママと二人で、国立病院の“裏門”の所に車を止め、道路越しの城の堀にある
“苔むした石”を盗りました。それは、店の階段の箱庭へ。」
神父 「しかし、それは、罪深いことですね。」
ヒゲ 「ハイ。その通りでございます。そして、99年の桜の季節が終わった頃、
今度は、堂々と国立病院の“表門”から入りました。
『解離性大動脈瘤』という名の悪魔と一緒に。」
ザンゲ室の神父様 「ほォー、それはどうしてですか?」
ヒゲ 「実は、私がまだ元気な頃の話です。
“剪定”と称して、従業員を集めて、熊本城と国立病院の間にワゴン車で向かいました。
“散れ!”と命令一下、クモの子散らすように、皆が道路の隅々に配されます。
“採れ”の合図で高所枝切りカッターが動き、一番桜が切り落とされます。
時々、クモの子から“来たーッ!”と連絡があります。車やパトが近づいてきた合図です。
次の日、初桜の小枝が前菜に飾られました。」
神父 「それは、お客様に喜ばれたでしょう。」
ヒゲ 「それはもう、私も鼻高々で。
又、夏のある夜はママと二人で、国立病院の“裏門”の所に車を止め、道路越しの城の堀にある
“苔むした石”を盗りました。それは、店の階段の箱庭へ。」
神父 「しかし、それは、罪深いことですね。」
ヒゲ 「ハイ。その通りでございます。そして、99年の桜の季節が終わった頃、
今度は、堂々と国立病院の“表門”から入りました。
『解離性大動脈瘤』という名の悪魔と一緒に。」
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