田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ねぇマスタ~♬ 熱燗、まぁーだ~?

2017-02-21 18:18:40 | よもやま話・酒編
さあ、鱈の白子ポン酢が出来た。
相棒の燗付け日本酒の出番です。
と、ここ迄きて、サッとお燗が出て来ない。
イライラして待つ! 
   
酒呑みが、一番嫌がる瞬間ですネ。
だいたい、D祭やらA政やらの人気酒が置いてある店が、この瞬間が多いはず。
普段から冷酒ばかりで、燗付け酒なんて低い地位に置かれているからです。

今日は、燗付けの道具をざっとお話しします。
最近のブログで、チロリと云う言葉がでました。
ほら、おでんの屋台で時々見かけますネ。
                  
おでん鍋の横にあって、湯せんの部分を。
そこに、酒を注いだアルミ製のチロルをぽちゃり。
  
「 ヘイ、お待ち! 」 と、客のコップに熱燗を注ぐ。
客も上司の悪口言いながら、グイッとコップ酒をあおる。

ヒゲの店で使っていたのは、円型の酒燗器。    
ガス火で湯せんするタイプのお銚子7本用です。
ほら、ドラマ“相棒”で、小料理屋のカウンターのコーナーに置いてあるアレ。
お銚子に、一升瓶の日本酒を注ぎ入れた後、この酒燗器の蓋をとってお湯に浸けます。
           
実は、この一升瓶からお銚子に注ぎ入れる仕事が一番のネックなのです。
慣れてないと、小さなお銚子の口から酒がこぼれてしまう。
こぼれない様に丁寧にすると、やたらに時間が掛かりひんしゅくモノです。
田園の店では、ある便利グッズを使ってました。
ネーミングは忘れました。   
プラスチック製の鳥のクチバシみたいなものを、一升瓶の口にはめて使用します。
一升瓶を傾けて、クチバシの部分をお銚子に突っ込みます。
すると、酒はこぼれる事なく、お銚子を満たし、しかも満タンになれば自動的にストップ!
あふれる事はありません。
なんて、スグレモノでしょう!!
だから、ヒゲも浪ヤンも、客と談笑しながらお銚子の準備をしたものでした。
しかし、この器具方式にも欠点が。
銘柄を、かつがつ(度々)替えられると、自力で銚子に指定の酒を入れるしかありません。
便利グッズは、あくまで大勢さん用です。

さて、注文が来たら、酒燗器にお銚子を入れるのですが ・・・
見習いが問います。「 だいたい何秒、入れておくのですか? 」 
ヒゲは絶句します。
代わりに、浪ヤンが。「 こうやって、底に中指当てて判断すっとタイ! 」
なんて、昭和を感じるアナログな方法でしょう! (笑)  
平成の今や、温度計を酒に差し込み、その温度計で酒を混ぜながら燗を付けてます。
水銀計が割れはしないかと心配のヒゲ。
昔のアナログ式の店を探すのですが、未だに邂逅出来ないでいます。

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2 コメント

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アナログを感じて (ヒゲ)
2017-02-22 13:32:16
あゝ、タンボって言ってましたね。電気式と云えば、熊本の養老の滝さんで見た、逆立ち一升瓶二本の自動?燗付け機には、ドッキリした事が。なんて云うか?その醜さ感が払しょく出来ず。
ギャル子さんお得意のチン燗も案外ピッタリがむつかしい様です。レンジを使うのも目盛りの感!が頼りだからでしょうか、笑。
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ピッタンコ、燗・感 (batten)
2017-02-22 08:23:31
二本木の実家にもアルミorアルマイトの銚釐がありました。
呑助だった亡父を思い出します。
記憶が定かでないのですが、爺さんはタンポといってたような・・・

銅壺みたいな酒燗器を置いている店は少なくなりましたね。
電気式酒燗器がモロ見えの大箱店なんか嫌ですが、職場にはあります。

好みの女将がいて、好みの温度の燗酒がスッと出ると気分が良いもの。
忙しくて熱燗になっていても美人さんなら許しちゃう。

ピッタンコに燗酒するなら「チン」があるじゃん!って親父が言うなら怒るけど、
ヤングギャルなら許すかも・・・

熱燗を提供する店は徳利の煮増えで出しますが
お燗番の感働きがポイントですね。
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