田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い~おもてなし

2019-09-30 18:27:18 | 田園ものがたり
7月だったか(?)、民放で放映された番組が興味深いものだった。
日本に寿司の修業に来ているスイス人男性を、紹介してあります。
カウンターのつけ台に立ちながら、来店客の利き手を観察していました。
               
寿司を置く向きを確認しているのです。
客は左右、どちらの手で寿司を持つか?
持ち易い場所に、細長い寿司を置く為です。
ヒゲは、感心しました。
外国人でさえ、この気配りです!
果たして、日本人は威張れるのでしょうか?

西銀座通りの田園では、カウンターで天ぷらを揚げてました。
カウンターにお座りのお客さんには、揚げたてを “ かつがつ ” 供する事に。
揚げたネタは、一旦、フライヤー上部に設置された油切りに置かれます。
さて、海老の天ぷらの場合は、中央よりやや尻尾側を揚げ箸でつかみ油から引き揚げます。
           
で、油切りに上げられた海老は、大体は頭が左側を向いています。
つまり、尻尾は右側になる訳です。

客が細長い海老の天ぷら(エビフライ)を食べる時は、大半の皆さんは頭の方から
食べられると思います。
で、先ほどの油切りに置かれた海老天を、そのまま平行に移動すると、
カウンター側の客には、尻尾が左側になって置かれる事に。
右手に箸を持った田園の客には、非おもてなしな置き方でしょう。

ヒゲは、海老を油切りに置く瞬間に、180度返して尻尾を左側にします。
そのまま平行すると、客には尻尾が右手側になる仕掛け。
もちろん、カウンター係の浪ヤンは、ヒゲの仕事を見てますからスムーズです。
            
しかし、ヒゲの仕事なんか見向きもしない板さん達は、ちゃんと置けるハズもない。 (汗)
昨今では、外国人の方が、きちんとしたもてなしが出来るのかもしれませんネ。
                
頑張れよー! 日本男子の料理人さん!!

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2 コメント

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気配り (batten)
2019-10-03 08:47:25
都内の居酒屋などで気が利くなと感じると、ベトナムやネパールなどの若い方々。

料理屋とか大衆酒場は、昔から続いている店のほうがハートがある接客でしょうか。雑な部分も良い意味でです。
最近の店は店内は綺麗で若い子が給仕してますが、マニュアル過ぎる接客が???ですし、
「ご注文は○○でヨロシイデショウカ?」などの文言が嫌いです。

関東の胡麻油を用いて醤油が香る、通称・黒天丼も美味しいのですがきつくなりました。

私は白絞油や綿実油の天婦羅が好きで、パン粉揚げはラードが好みなんですが。
良い脂は値段が上がって、体に悪いサラダ油が主流になってます。
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移民歓迎? (ヒゲ)
2019-10-03 18:58:53
やれやれ、もうすぐ日本の料理界も、
ベトナム人と日本女性が牛耳る時代になるのですネ。寂しいけど、まあ、しょうがないことですか。

最近はやたらにマニュアル化が進み、挙句は客がiPad注文するなんて。
ヒゲ達うるさい昭和の酔っ払いを敬遠するには良いでしょうが。

黙って座れば、黙って好みの燗酒が出て来て、好みの小鉢が登場する。
そんなサイレントな店は、もう世界遺産並みの貴重品。
ご注文は?だとおお。ご注文は、昔の田園でヨロシイデショウよダ!怒。
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