田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

名酒の作法⑤〜洋酒カースト

2022-08-18 14:39:45 | 田園ものがたり
さぁてと、オリジナル・ボトルの用意が出来た栄通り田園。
まぁ造った本人が言うのも我田引水的ですが、今でもあの時の
『田園ウヰスキー』が手に入れば、飲んでみたいものです。

こうして田園は、“灘・伏見の日本酒” と “サントリー製品” を
撤廃する道に。
70年代後半の熊本市内飲食店では、考えられない暴挙(!?)でした。
普通の業務店では、このふたつを揃えてから開店します。
しかしヒゲは、このふたつを排除してからの運営に進んだのです。
将棋で言うと、飛車角落ちのハンディキャップ戦で勝負する!
大駒ふたつが無くて、商売が出来るのか?

しかし、この姿勢で、ある種のコアな客層を得たのです。
「 この店は、信用できる!? 」
添加物の入っていない飲み物を、これだけ揃えている。
と云う事は、食材も信用できるのではないか ・・・ 。
やがて、次々にキープボトルが並び、とうとう空き瓶が足りなくなった。
ヒゲ達は窮余のお願いをすることに。
熊本市島崎の熊本酒造研究所の萱島専務に電話をする。
当時、『日本一の大吟醸』を醸している事で有名な蔵です。
 ヒゲ 「 専務! 実はお願いごとがありまして ・・・ 」
 専務 「 何だね? いくら君の処でも、香露の大吟醸はダメだからネ! 」
 ヒゲ 「 いや、専務! 中身は要らないのです。
      先日お願いした空びんを、もうひとケース欲しいのです。 」
 専務 「 ナナ、中身は要らない ・・・ (⌒-⌒; ) ??? 」
             
その頃、香露の大吟醸を手に入れるのは大変な事でした。
そんな貴重な酒は要らないから、空瓶だけくれの厚かましい要求に、
専務は絶句するしかありませんでした。 (笑)
              
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2 コメント

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あれもこれも (batten)
2022-08-20 04:10:22
すこし志がある方が開店準備で考えるのがビールの銘柄。
最近は濃いだけのプレモルなんてのが三鳥居からでてます。激安持ち帰り酒店なら別ですが、普通の酒屋に相談したら飛んでくるのが営業マン。
メニューの相談から無料での作成、各種グラス(もちメーカー名入り)、置き看板、開店時に生樽数本、店内用ポップなどなどプレゼント。
人気のハイボール用洋酒やリキュールは良いのを輸入していますから。
で、飲み放題プランは「儲かりまっせ」の言葉を信じて導入すると焼酎やらカクテルも三鳥居で固める。
近ごろは三鳥居も食品部門が頑張ってるので、サンプルと献立企画とレシピも用意して・・・・。

志は僅かに清酒のみになっちゃうのです!
返信する
営業マンお断り店 (ヒゲ)
2022-08-20 14:36:41
スゴいですね、最近の参盗威さんの営業は?
置き看板も、ポップスも、メーカー銘グラスも、
全てお断りした田園はやはり時代遅れ(笑)。

そう言えば、前回のバッテンさんのコメントの次の日。
矢継ぎ早に、CASの冷凍イカやらナニやら、売り込み宣伝が入っていました。
今どきは、おトロしい時代になったものですねぇ?💦
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