やっとこさ、二本の杖を使って、ビルの案内板前に着いたヒゲ夫婦。
だが、お目当ての店の看板は見当たらない。
廃業していたのです。
熊本地震の被害で解体せざるをえなかった料亭からの再出発だったのに。
コロナとWパンチで、痛い目にあったところ多いですね。
そんな辛い思いで立ちすくんでいた時、なにやら聞き覚えのある声が
遠くから聞こえてくる。
「 あーっ 〇〇ちゃんの声だ~ 」
ほら! ヒゲ家の三怪獣たちが、回らない寿司屋で大騒動した時のブログ。
その宴会の折、カウンターで一緒に飲み合った従兄弟の嫁ハンです。
「 じゃあ~今日は、そのお礼も兼ねて彼女のスナックに行こう!! 」
ドアを開けると、賑やかにカラオケが聴こえてくる。
カァちゃんが先に車椅子を入れてセットする間、ヒゲは壁に寄り添って立つ。
段差があるから、仕方ないんです。
カウンター席で水割りを頂いているヒゲは、思わず小声(?)で叫んだ!
「 わあゝ ここの枝豆は、ヘタが切ってあるたい! 久しぶりね〜 」
すると、カウンターのお姉さんが、得たりとばかり反応した。
「 わぁ~嬉しーい😊
最近の熊本の飲食店、冷凍枝豆を使うのはしょうがないけど、
せめてヘタを切るぐらいは、してほしいですよね~! 」
もっともだ! こうして、ヒゲとお姉さんは大盛り上がり。
ちょっぴりレアな業界話が通じたのは、嬉しいことでした。
こうして調子が出ると、ヒゲはストレート・ウヰスキーになる。
話題は田園の店時代へと繋がり、当時の『常連客の名前』が登場する。
ここのブログで、球磨川の天然石のステーキをお替り所望したU野さんです。
そして電話!
すると早速、一緒に呑もうの話が成立した。(笑)
こんな時だけは、呑み助の決断は速い!!
ご機嫌で飲んでいたヒゲ。
やがて、奥のテーブル席の客たちが、カウンター横を通って帰る時でした。
お姉さんが、ありがとうございましたの発声。
すると、何てことでしょう?
ヒゲも自然に、ひとりずつに頭を下げてお見送りです!
今でも、昔の習慣が残っていたのです。
昔の表現で言うと、悲しい性(サガ)でしょうが、そう捨てたモンでも
ないようで!
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知った店がないのです。ここはドコ?
商売上手な大手チェーンが市内を席捲しています。
しょうがないと天ぷら屋に入れると、頭上からラップがガンガン。
ケッ、せめてサランラップを鳴らしてくれよ。
第一、ヒップホップで天ぷらが喰えるかいな!
怒りの熊本市民で御座います。(笑)
大通りは県外資本の大きい居酒屋か怪しい食い物屋ばかり。
オケマツ・イケオなど無いし紳士服店や雑貨屋などもなくなってますね。
飲み屋もビルの看板は電気消えてる店が多いが、若い呼び込みはやたら多いですね。
もう下通りはショボくて関東の友人は案内できない。
親しかった洋食屋や小料理屋など、古い昭和の家やビルの店は8割がた廃業してます。あの寿司屋もそう。
腕が良くて安価な店もあると聞きましたが、ヤングの店はなんだか落ち着かないのです。