そんな時代も、あったよね ～ クリスマス

この時季になると、田園でもクリスマス・ソングを流していました。
キリスト教でもないのに、ＣＤは何故か５枚あります。
ビング・クリスビー等の定番物を３枚と、戦場のメリー・クリスマスと、山下達郎。
　　　きっと君は来ない　～　　ひとりきりのクリスマス・イブ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
カウンターで、某大の航空科のＩ先生が、　「　マスター、この曲はずい分悲しい歌だね。　」
「　最近入ったＣＤなんですよ。　」
一緒に、　“　香露　”　を飲みながら、昭和３０年代の話に。
　○○○パア券（　クリスマス・パーティ券　）　を買わされたお父さんが、
次々とクラブやキャバレーに吸い込まれて行きます。
しばらくすると、ホッペを染めて、金ピカ飾った赤いトンガリ帽子をかぶって、
ドアから吐き出されて行くのでした。
手には、かあチャンと子供用のケーキの入ったプレゼント袋。
その頃は、まだ熊本でもよく雪が降り、お父さん達は積もった雪の中を、
千鳥足で我が家に戻るのでした。
もう今では見られぬ、懐かしい光景　・・・

さて、今日の我が家は、台湾・花蓮の鴨と冬瓜の野菜おでん。
５００円の赤ワインを開けて。
１６５円/ｇの焼き鴨は、上手くロゼ色に焼ければよいが。
　サンタさんも来ないだろうし、二人と一匹のイブの夜。
　　　　　　トンは、鴨を気に入ってくれるだろうか？