田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

昭和親父のジェラシー③〜残像

2021-09-05 17:26:18 | ヒゲの盤上の世界
さて、続きを始めましょう!
頭の中に将棋盤が浮き上がるようになったら、次はその盤上に駒を配置します。
         

ところで、人間は、絵画等を暫く凝視した後目を閉じると ・・・
頭の中に絵画の像が残っている様に感じます。
コレが残像です。
例えば、身近にやたらと暗算が上手な人がいたら、この残像の達人かもしれません。
彼の頭の中にソロバンの珠が並んでいて、数字に反応して、算盤の珠が上下するのです。
又、読み上げ暗算する時に、親指〜人差し指が何気に動いている人も、同じでしょう。

頭の中(脳内)の残像に最初の駒を配置したら、ひとつひとつの駒の位置の座標を、
二桁の数字でそらんじます。
コレが充分に出来るようになったら、いよいよ残像の訓練。
棋譜のスタート譜を見てください。
先手ー7六歩  後手ー3四歩 とします。
先ず、先手陣の7六の地点を脳内で見つけます。
すると、その場所に行けるのは、7七に居る歩兵だけだと気付くハズ。
なるほど、歩兵を一歩進める訳か。
では、3四歩は、3三に居る歩兵を一歩進める。
こうして、脳内で将棋が進行します。
           

ひとつハードルがあります。 『 角行 』 ですね。
脳内盤上の任意の場所にこの角行を置いて、瞬時に、その角の利き筋の到達点を
数字で表記出来れば大したもの。
まあ、しかし、コレは、 “ 天賦の才 ” の差が出るとでも言いますか?
出来ない貴方でも、お気になさらず! 
天才・藤井聡太くんをモーツァルトとすれば、貴方は、まぁサリエりみたいな者と
あきらめましょう? (笑)
             

この脳内将棋に少し慣れたら、とっておきのトレーニングがあります。
NHK杯トーナメントの放送を活用しましょう。
先ず、目隠しを用意します。
放映が始まり、将棋の指し始めの10分間を利用するのです。
この “ 最初の10分間ほど ” は、解説と言う雑音が無いから、
棋譜読み上げに集中出来ます。
目隠しして、読み上げ女史の声に耳を傾けて、脳内の将棋を動かします。
そして、解説が始まったら目隠しを外して、TV画面の盤と脳内盤を比べるのです!
ばっちり合致していたら、もう貴方は実力有段者を名乗って良いと思います。

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