田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

駅弁の効用

2015-02-07 16:19:41 | よもやま話・料理編
2/2 (月曜日) 折角の機会だからと、今日も駅弁をひとつ購入して肴に。
弁当を拡げてテレビを付けると、ちょうどニュースが。
ブルートレインのトワイライト・エクスプレスが秋田・青森辺りで雪の為、立ち往生とか。

長時間の閉じ込めなのに、あまり怒りの表情の客はいない。
後で知った事だが、立ち往生の間に、何と!駅弁のサービスが供されたそうだ。
フーン、今のJRは気が利いている。 大したモノだ!

感心した上に、ヒゲが驚いたのは ・・・
そのサービスの駅弁が、秋田の大館駅の鶏弁当と知ってのことだ。
ほら、つい先日の金曜日(1/30)に、カァちゃんの誕生日とヒゲの飲みリハ再開を祝った駅弁だ。
ヒゲ達のは復刻版だったのだが、きっと同じ味を共有したのだろう。
こんな差し入れなら、ホワイトアウトも悪くない。
内のカァちゃんも、トワイライトエクスプレスの最後尾で祝う誕生日なら、駅弁でも文句言わなかったに違いない。(笑)
もうすぐ、このブルートレインも廃車になるそうだ。 寂しいなぁ~~
  

ヒゲにも、辛くて(?)懐かしい思い出がある。
京都時代、ヒゲは専らブルトレで熊本往復だった。
京都~熊本間の夜間急行列車 『 天草 』 です。

寝台の三段ベッドで寝て帰る時は、よほど仕送りが残っている時です。
  ≪天草の車内ではありません。 ≫
さて京都発ですが、ヒゲは早目に駅に向かいます。
キヨスクか売店で、駅弁・缶ビール一本・ワンカップ大関一個を購入して、急いで列車に乗り込みます。
急ぐのには訳があり、窓際の席が所望だからです。
景色を観る為ではなく、駅弁を置く窓際の物置スペースがお目当て。
やがて、夜の八時近くに出発です。

しかし、直ぐに駅弁の蓋は開けません。
新大阪で新規の客がドヤドヤと乗り込ンで、暫く騒がしいのが分かっているからです。
暫らくして隣の客に挨拶し、缶ビールを開けます。
ゆっくり喉を潤してから、弁当の蓋を取ります。
今と違い、駅弁のバリエーションは無い時代です。
幕の内風弁当から、赤いかまぼこをひと口。
塩サバは、後の俵飯用にとっときましょう。
ビール一本は、瞬く間に終わり、カップ酒でチビチビ。
このチビチビの時間潰しが、大事なポイント!
長~い行程の夜間急行、酒呑みで2時間は潰さないと、とても退屈。
やがて広島駅に着く頃、弁当も酒もなくなります。 これからが辛いのです。
車内は、諦めた様な空気が漂います。
座席で、うたた寝をする乗客が増えてきます。

天草号がやっと関門トンネルをくぐると、車窓から朝の九州の景色が飛び込ンできます。
しかし、此所から先が長いのです。
筑豊線に入ると、各駅停車になりますから、まるで鈍行。
こうして、14時間掛けての長旅は、エンディングを迎えるのでした。
やれやれ ・・・
     
            ≪ 熊本駅の弁当売り風景 ~ 熊本日日新聞より ≫

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