田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

手術日

2011-08-25 14:57:49 | 2人3脚チンタラ道中
4/26  (火曜日)
「 もしもーし、片山さぁん! 大丈夫ですか? 」 と、声が遠くから聞こえる様だ。
麻酔から醒め掛けていたヒゲは気付き、右手の指で輪を。 
助かったんだと安堵した。
ドクターが2・3確認した後、カァちゃんと妹達がやって来た。
此処は、ICC室か?  左肩が痛む 「 イテテテテ 」
無理な固定で、肩が悲鳴を上げてるのだろう?
しゃべろうとすると、泡が吹き出す。 痰が口内で溢れているのだ。
                       
手術は、予定より随分早く済んだみたいだ。 
時計は4時半ぐらいだから、実際の手術時間は2時間程か?
外科のドクターが、余りに早いので呆れている。
ナースが来て、うがいを聞いた。
ヒゲは慎重に、少しづつ喉の痰を吐き出した。
すると、アレ? はっきり声が出る!
濁音もちゃんと出来る様に直っているのだ。 
                        
大動脈の瘤が段々小さくなって、声の神経の圧迫が減り、話せるかどうか?
神経が切れていたら ・・・ 
つまり、元の声に戻るにせよ、当分かかると外科の先生は思っていたのだ。
所が、術後直ぐに効果が出ていて、またまた呆れている。

再びナースが来て問う。 プリンを食べるか?と。 今、低血糖状態だからとか。
ヒゲは更に用心して、プリンを噛み砕く様にして、少しづつ飲みこんだ。
前回、此処でしくじり誤嚥性肺炎で、死ぬ目に会っている。
ホラ、俳優の原田ナンとかが、これでぽっくり逝っている、あの病気。
上手く飲みこんで、第二ステージをクリア。 ホッとする。
                       
体には、次々に点滴やら、心電図計やら付けられる。
その後、ナースが手術着を替えようと言う。 
ウソだろう、これだけ配線(?)した後、どうやって脱がして着せるんや?
止めようヨ。 (普段のヒゲでも、着替えるだけで大仕事の疲れが出るのに!)
しかし、ソウ決まっているからと、聴く耳を持ちません。 しゃにむに着替えです。
二人掛かりで、点滴をインターセクトみたいなのに、外しては接合部を消毒して、
繋ぎ直しながら、片腕を抜いては又、繋いでのパズル並みのくり返し。
やっと終わった時、ヒゲの体力は、ほとんどパアーの “ ピーポーピーポー ” 状態。
やれやれ ・・・
昼から麻酔だから、たっぷり寝てる訳なのに、更に寝るだけの長~い一晩が続いたのでした。

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