さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

韓国人博士 この人は立派だなあ 頭が下がります

2019-07-14 | 社会・経済

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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


上記動画は、以前の記事でもご紹介した、韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員が、実際に国連のシンポジウムにおいて、いわゆる『徴用工問題』では歴史歪曲がなされており、韓国最高裁判決、韓国政府の態度、さらには日本人学者、政治家をも批判し、人権理事会に対し、『歪曲された証拠に基づくのではなく一次証拠をもとに調査すべき』こと、『韓国政府は韓日関係が破たんする前に、問題解決のため日本政府に協力する』こと、を韓国政府へ勧告するよう申請したものです

いやあ、立派な人だと思います 

頭が下がります

日本政府、閣僚諸氏はこの博士の足の爪の垢でも煎じて飲まなきゃいけません

さらに、その後産経新聞のインタビューにて(産経なので少し心配ですが、概ね事実のみの記事です)

引用 産経ニュース

【ソウル=名村隆寛】戦時中のいわゆる徴用工ら朝鮮半島出身労働者の賃金体系など労働状況を研究し、ジュネーブの国連欧州本部で今月2日に行われたシンポジウムで「賃金の民族差別はなかった」と発表した韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員(52)が、産経新聞のインタビューに応じた。

李氏は、日韓関係が極度に悪化している原因は、いわゆる徴用工訴訟で昨年10月30日に韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた確定判決と、これを韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が尊重し日本に履行を求めたことだとした。その上で、日韓の請求権問題の完全かつ最終的な解決で合意した1965年の日韓請求権協定が「韓日関係の原則であり、守らねばならない」と強調した。

また、韓国の司法府や政府が、戦時労務動員を「強制連行」や「奴隷労働」だと誤解していることで問題が起きたと指摘。「日本を無条件に敵対視する感情的な『反日種族主義』が背景にある」と語った。

李氏は、韓国人の歴史認識に影響を与えた一部研究者やジャーナリストに加え
日本の「良心的知識人」の「歪(わい)曲(きょく)された歴史観に根本的な問題がある」と言う。「彼らは、朝鮮人労働者が無給労働を強いられたり、民族差別を受け日本人よりも低い賃金しか受け取れなかったりしたと主張しているが、全くの嘘だ」と研究結果に基づき説明した。

 李氏は「歴史を誇張、歪曲(わいきょく)する韓国の知識人らの無責任な言動で多くの人々が誤解している。そんな行いはやめるべきだ」とも訴えた。>また、歴史問題をめぐり韓国に安易に謝罪する日本人の行動についても「不必要な同情心で、むしろ韓日関係を深刻化させている」と苦言を呈した。

「反日民族主義に反対する会」の代表も務める李氏は、韓国の教科書に朝鮮人ではない人々が写った無関係の写真が掲載されていたことなども問題視し、慰安婦像や徴用工像の設置に反対している。妨害や嫌がらせを受けているが、「真実の歴史を回復し、韓日の友好善隣関係の発展に寄与したい」と語っている。

李宇衍氏 1966年、韓国、全羅南道(チョルラナムド)光州(クァンジュ)出身。成均館(ソンギュングァン)大卒業。経済学博士。米ハーバード大研究員、九州大客員教授を歴任。2006年から落星台経済研究所研究委員。「反日民族主義に反対する会」の代表も務める。



上記記事の赤字部分

『日本の良心的知識人』

ってどんな人たちでしょう

おそらくは『リベラル』と称される人たちですかね

いわゆる『従軍慰安婦問題』もそうなんですが、『泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、強制的に性奴隷にした』ということと、公娼制度のもと『貧しさのため、身を売らなければならなかった女性がいた』という事実の違いを抱えたままでは議論にもならないのです

『泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、強制的に性奴隷にした』ということを事実として証明できる証拠は今のところ見つかっていないわけで、『貧しさのため、身を売らなければならなかった女性』を慰安婦として募集したのは『広義の強制』であり『女性の普遍的人権問題だ』と、現在は当初の問題がすり替わってしまっているわけですが、、『泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、強制的に性奴隷にした』ことが事実として証明されていない、ことを了解し合った上で、議論がようやく始まるだろう、とうことです

そして、70年以上前の価値観、倫理観で認められていた『公娼制度』について現代の価値観、倫理観で議論するというならばやればいいのです

小平次は無駄だと思いますし、イ・ウヨン博士のおっしゃる通り、問題の解決にならないばかりか、こじらせるだけだろうと思いますが…

徴用工についても同じで、イ・ウヨン博士の発表が事実であれば、この問題を議論するには日本の韓国併合まで遡る必要があるでしょう

そうなればおそらくは、併合が合法であったかどうかという事実以前に、正しいことか悪いことか、という善悪論に終始し、100年以上も前の歴史を、その当時の世界情勢などが醸し出していた空気、そういったものを肌で感じることができない現代人が、もはや反論することすらかなわない人たちの行いを批判し、裁く、ということになります

不毛な議論になると思いますし、歴史に対し傲慢な向き合い方だと思います

そして、やはりイ・ウヨン博士のおっしゃる通り、問題の解決にならないばかりか、こじらせるだけでしょう



小平次はアジアの複数の国へ旅行や放浪、仕事、などで訪れていますが

『お前たちは白人と勇敢に戦った』

という人には何人か遭ったことがありますが

『お前たちは過去、我々の国に酷いことをした』

という人には遭ったことがありません(中国は行ってませんが)

仮にそう思っていたとしても、それはそれで歴史として受け止め、互いに手を取り未来へ向けて、そう考えているんじゃないですかね



さて、日本の良心的な知識人のみなさま

徴用工の強制労働は歴史歪曲だ、と国連で主張した韓国の経済学博士がおっしゃっています

『日本の良心的知識人の歪曲された歴史観に根本的な問題がある』

『不必要な同情心で安易に謝罪する日本の姿勢が、むしろ韓日関係を深刻化させている』




どうしましょう?


って言ってもおそらくは自分が『良心的知識人』だという自覚もないんだろなあ


うーーーん


残念!


いや


御免!



PS 日本のネトウヨ君たちが、よく韓国の元慰安婦と称する女性たちに対し『ただの売春婦だ!』などと罵ったりしているのをネット上ではよく見かけますが、ケシカランことだと思っております 元慰安婦の方々も(すべての方が本物かどうかわかりませんが)あの時代を生き抜いた先輩方です
あの時代、女性も知らず、死地へ向かう若き兵士を慰めて下さったのです(朝鮮人慰安婦は朝鮮人兵士が主な相手だったと聞いてはおりますが)
感謝こそすれ、罵るなどあってはなりません

日本の良心的な知識人が騒ぎ立てたりしなければ、もはや戦地へ向かう慰安婦などない現代において、静かにお暮しになっていたかもしれません




コメント (8)
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