モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

讃岐戦を振り返って~木山監督の苦悩~

2018-05-08 12:17:41 | モンテディオ山形
昨日は、テレビ各社で勝利を報道。

一番ポジだったのはYTSでしょうか。
連敗中も、守備は悪くなかったということで、
守備の頑張りを詳しく報道。


ここにきて、3-4-3が少しずつ形になりそうな予感がしますね。


しかし、少し大局的な見方をすると、
木山監督の迷走、というか、苦悩ぶりが浮かび上がってきますね。

監督就任時に目指したのは、「J1でも通用するサッカー」。
単純にボールを前に蹴るJ2サッカーではなく、後ろから丁寧につないで、
崩し切って得点するサッカーとでも言いましょうか。

今年で2年目を迎えるわけですが、
現状、モロJ2サッカーをやってます・・・(汗)


これまで、千葉、愛媛で監督をやってますが、
千葉ではある程度レベルの高い選手が揃う中で、たとえ戦術が成功しなくとも、それ
なりに結果が出せたと思います。1年目でPOに行ってますし。
愛媛では、J1への期待値が少ない分、周囲の雑音がない中で、思い通りにやれたので
しょう。
戦術が失敗しても、長い目で信念を曲げることなく通したことが、チームの劇的変化
へ結びついたのだと思います。

そして、満を持して山形に来たわけですが、
思いのほか、戦術に合う選手が少ない、怪我が多いという状況で、
期待したようなサッカーができないまま今日に至っていると思います。

昨シーズン終盤に確立したと思われた、4-3-3も、
鈴木雄斗、佐藤優平、菅沼といった戦術を支えるキーマンが抜けたことで、
今シーズンふたを開けてみれば、全く機能せず、
早々に、3-4-3に変更。

現状、6敗していることで、
今シーズンも現実的には昇格は難しい状況になっています(不可能とは言っていませ
ん(笑))。


何が監督の思惑を狂わせているのか、知る術もありませんが、
選手と戦術が噛み合っていないことだけは素人目にもわかります(汗)

現状の、ベストメンバーにしても、
守備はなんとかなっていますが、
重心を後ろに置いている分、攻撃に全く迫力が出ません。
本来は、カウンターが有効だと思うのですが、
それをできる選手を配置できないもどかしさがあると思います。
マルコメ駿太なんかピッタリなんですけど。

このまま、現実路線を行けば、
仮に昇格したとしても、
またすぐに降格の憂き目にあうでしょう。

本当は、
後ろからつなぐサッカーやりたいんでしょうね。
しかし、たぶん結構周囲を気にするタイプなのでしょう。
雑音がうるさくて初志貫徹がままならないのだと思います。

我々も、5年くらいやらせるつもりで見守りたいところですが、
どうしても、目の前の結果に執着してしまいます。
やはり、負け試合を見に行く勇気は、そうそう持ち合わせていませんからね。
(2002年はそういう気持ちになりました)

理想と現実のはざまで苦しむ監督。

勝負の世界は本当に厳しいですね。
コメント
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