入院中の日本列島は、何回も大雪に見舞われ 特に 普段雪の少ない太平洋側に大雪が降って、春への歩みがいっぺんに凍り付いてしまった。スプリングエフェメラルと呼ばれる早春の草花も開花をストップさせてしまったが、帰宅に合わせて、セツブンソウが鉢いっぱいに花を咲かせていた。大阪ではこの花の自生地は聞かない、絶滅危惧の植物で、以前、篠山で買い求めたものだ。キンポウゲ科で、白い花弁のようなものが萼片、花弁は退化して、黄色い蜜腺になって残っている。そして雄蕊が雌蕊をぎっしり取り巻いている。種を採取して毎年増やして来たのだが、種をまいてから成長がよくて3年目に開花する。可愛い小さいこの花をもっと増やして、みんなに分けたい。
2週間ぶりに小さな庭を一回り。ちゃんと、春の兆しが見えている。
遅まきながら、クリスマスローズも 恥ずかしそうに少し顔を見せている。
今日は久しぶりに 朝から温かい陽ざしが降り注いでいる。野山にも、春を待ちわびる花々が、頭をもたげていることだろう。春を前に元気になれそうなことがうれしい。