晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

和歌山に咲く「カキノハグサ」

2015-06-07 18:19:09 | 花探索

以前 「カキノハグサ」 は一度見たい花でした。 2009年 「高野山で見た」と聞いて 高野山に行き 町石道で4.5株 それらしき植物の固い蕾をやっと見つけ 嬉しかった。 そのあと「かつらぎ町で見た」と教えてくださって また探しに行ったら めったに人の通らない山奥で 人知れず 群生しているのを発見し 飛び上って喜んだ。 あれから6年 ほぼ毎年 その地を訪ねて珍しいその花を楽しんでいる。

高さ20㎝ほどのその花は 「葉」が柿の葉に似ているので 「カキノハグサ」 と名付けられたそうだが、花の終盤は「柿色」になり なるほど 「カキノハグサ」だと思わせる花だ。ヒメハギ科で 2枚の萼片がウサギの耳のように ピンと立ち上がっているが 花の構造はなかなかわかりにくい。 ある人のHPを見ていると 「熊野古道を歩いていると カキハグサ に会った」と書いてあった。 裏六甲でも咲いているということだが 大阪で見たという話は聞かない。 和歌山には多いようだ。  6.7 カキノハグサ を訪ねて。


梅雨の合間に コアジサイ

2015-06-07 05:14:44 | 花探索

岩湧山の 「コアジサイ」を見に行ってきました。今年は どの花も開花時期が早いようですが コアジサイもすでに満開になっていました。その繊細な花と色が とてもさわやかな紫陽花です。

「コアジサイ」は 関東地方以西に咲く日本固有種の花で 大峰山系では 林道沿いなどで 普通に咲いていますが 金剛山や岩湧山では自生するのはほとんどが 「ヤマアジサイ」で 「コアジサイ」 は岩湧山の近くではここでしか見たことがありません。 「ヤマアジサイ」よりも 早く咲きます。 紫陽花といえば 花弁のように見えるのは 虫を呼び寄せるための「装飾花」と言って雄蕊も雌蕊もなく  装飾花の中に囲まれるようにちっちゃく咲くのが「花」(真花)なのです。 コアジサイは その装飾花がなく 花だけで出来ています。  葉は とても薄く まるで「大葉」のようです。

「ヤマアジサイ」も咲き始めていました。ヤマアジサイの葉は 一般の園芸種と違って 細長く艶がありません。 先日紹介した「シチダンカ」も ヤマアジサイと同じ細長い葉です。

梅雨が似合う花です。