今日の天気予報では お天気が不安定で 西日本も強い雨が降るとのことだが レーダーの画像では 午前中は大雨にならないだろうと 雨具を用意して岩湧山に向かった。登り始めてすぐに小雨が降りだしたが おかげで猛暑からは逃れられるが 湿度が高いので 汗が滴る。森の中は霧が流れ 幻想的な風景を呈している。1時間半ほどかかって山頂に着いた。 温度計は22℃。 雨はやみ 南の風がススキを強くなびかせている。広い茅原には人影は見えず イワツバメが気持ちよさそうに 風の中を大きく飛び回っている。
きょうは 花仲間から またまた新しい花が発見されたとの知らせに 出かけてきたのだ。 大阪府では絶滅したと記録されているムカゴソウが わずかに2株 ススキの根元に咲いていた。 思えばここ10年ほどの間に この広い茅原で 絶滅したとされている植物が 仲間の目で次々と発見された。 「ゴマノハグサ」 「ノカラマツ」 そして 「ムカゴソウ」 いずれも派手さのない渋い花だ。暑い時期に咲くので 登山者の目につくことがなかったのだろう。
大阪で絶滅したとされている ラン科の「ムカゴソウ」
これは 「ゴマノハグサ」 平成18年に発見された。 ゴマノハグサ科の花はたくさんありますが これは本家の「ゴマノハグサ」です。
2015年7月26日炎天下で撮影。
そして キンポウゲ科の 「ノカラマツ」 これは平成13年に発見された。 2015.7.26撮影
霧の中で 「シシウド」も咲き始めた。今日の山頂です。
コオニユリの朱色がよく目立つ
珍しい「ハバヤマボクチ」は ずいぶん増えて ススキの中で頭をぐんと伸ばしている
アキアカネも飛び 秋の到来を告げている。残暑ももう少しだろうか?
近くの山々も流れる雲に隠され ただ涼しい風が心地よい。