春の到来は「カタクリ」が知らせてくれるような気がする。 特に雪国では「カタクリ」の咲くころ 大地に眠っていた花々が一斉に開花する。その鮮やかさに 春を待つ人々は 春が来た喜びにあふれる。私たちも「今年はどこのカタクリ聖地へ行こうか」と心躍らせる。 北海道や東北地方などではいたるところに群落を作る。 初めてその喜びを知ったのは 旭川市にある「突硝山」だった。 一面に咲くピンクの絨毯に ブルーの「エゾエンゴサク」が混じる。 同時に咲くのは 「フクジュソウ」「エゾノリュウキンカ」や「キクザキイチゲ」少し遅れて「ニリンソウ」や「ミズバショウ」 それは東北地方でも同じだ。各地にカタクリの大群落地がある。 訪ねたところはあまり多くはないが 数年前に 奥羽山脈の麓に抱かれた沢内村を 5月初めに訪れた。 雪解け水がダム湖や渓谷にあふれ 不思議な世界を作っていた。「スミレサイシン」 や 「ミチノクエンゴサク」「オクエゾサイシン」など 東北ならではの花にもあった。 東北地方はいで湯も多くゆったり旅が楽しみだった。
水没するダム湖 後ろは栗駒山
可愛い「ミチノクエンゴサク」
春に先駆け「スミレサイシン」
ニリンソウ
ミズバショウ
沢内村にて
旭川 突硝山
エゾエンゴサク