晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

 兄の思い出

2020-01-04 08:15:39 | 日記

昨夕(1/3)、東京の姪から 兄が深夜に旅立ったと連絡があった。

最後に会話したのは 年末の27日だった。 友人から私の兄というだけで 面識もないのに「お兄ちゃんにあげて」と 好物の塩昆布をくれたので 健康への祈りを込めてすぐに東京へ送った翌日、兄から電話があった。いつもは普通に会話出来ていたのにその日は電話の声が聞き取りにくく それでも「お友達によろしく伝えてくれ」とはっきり お礼の言葉だった。その時 少し不安を感じたが 無事お正月を迎えられたことをうれしく思っていた矢先だった。 ・・・・・・

秋に兄弟の集まりがあったとき 初めて「胃がんでステージ4」になっていると聞かされた。食欲も少なく 2.3m歩くのも 家具などにつかまらないと歩けないほど体力が落ちていた。 その後 九度山の柿を送ったら 「果物の中で柿が一番好きなんだよ。」と言って喜んでくれた。ごはんも食べにくくなっていたが 土産にした塩昆布をご飯に載せて食べれたそうで 「塩昆布と柿が僕の大好物なので」と 送るたびに電話をくれた。 が力尽きた ということだ。86歳 皆に囲まれて最後まで自宅で過ごせ いろいろ苦労な時期もあっただろうが いい人生だったと思う。 よく頑張ったね。 

「生きているうちに」会え、「死んだときは来なくていいから」との本人の意思でもあり 自宅で冥福を祈る。安らかに。