あっという間に梅の花も散って 庭の植木鉢には春の花が咲きそろってきました。まだ花の少ないこの時期 毎朝植木鉢を穴が開くほど見つめていて 小さな頭の先が見えた時の喜び 「ああ 今年も咲いてくれるんだ」 と その日一日の始まりが どんなに心ときめくことか。
真っ先に顔を出す小さなかわいい花は 「セツブンソウ」です。石灰岩の地に咲くこの花は
昔は岩湧山麓に咲いた記録もあるそうですが 一生懸命に探して歩く花仲間も まだ見つけられません。
近畿地方では 伊吹山や 鈴鹿山脈の北部 丹波や 中国地方の山中に咲き お花好きはまだ花たちが雪に埋もれてるころから 尋ね歩きます。
このあたりで あちこちに群落を作って咲くのは「セリバオウレン」です。
昔は漢方薬にもなるこの植物を山麓に植えられたものが今ではすっかり野生化したのか自然に同化して
山裾の植林の根元などでひっそり咲いています。
雄花、両性花があり 色や形が少しずつ違って いろんな花を探すのも楽しみです。
そしてこの渋い花「ユキワリイチゲ」は何とも言えない魅力的な花です。 当地の里山のしめっちに咲きます。
いいですねぇ~ ほれぼれします。
太陽が出ると 思いっきり花弁を広げます。花芯のヒスイのような緑は雌しべ
なんといっても咲き始めがいいです。
これは雪割草ともいわれるお花ですが本当の名前は 「ミスミソウ」です
園芸化されていろんな色の花が売られていますが やっぱり白が好き
これからは野山も 我が家の庭も 花で満ち溢れてきます
春本番ももうすぐでしょう。