入梅したのに 雨がなく 気温は高いが湿度が低いのでさわやかな朝だ。午後 孫たちが来るというのでそれまでの間 ちょっと散歩がてら山へ。 今日は 「キヨスミウツボ」が咲いているという連絡があったので うんと久しぶりに一徳坊山へ行って見よう。 何年ぶりだろう??? この山は標高520mの岩湧山の前衛の山だが 行く人は少なく 岩山が風化して山頂付近は危ない山だ。今日は滝畑から登ってみよう。以前連れ合いと一緒に滝畑から入ったが 道がわからなくなり危うく遭難しかけた山です。この付近は岩が露出していて クライマーの練習場にもなるところが多い。扇畑谷筋に入り少し行くと右手の山腹にピンクのリボンが目についた。斜面はきつく足の置き場にも困るような斜面だが 「一徳坊山へ」と書かれている。 行って見るか、、、、、 行けども行けども急斜面で 這いつくばり 立ち木にしがみついて登って行った。 一向に緩やかにならないが 所々にピンクのリボンがあるので この道は必ず一徳坊山へつながっているはずだ。 そういえばずいぶん昔のことだが 山仲間がこの辺りに新しい道を開拓したと言っていたっけ。 足元が今にも崩れ落ちそうで 乾いた斜面には 落ち葉が積もりこれも乾ききっているのでずるずる滑る。 これだけきつい傾斜ということは きっと山頂への近道だろう。 誰一人通ることもなく 風がそよそよと吹いている。 1時間半足らずの格闘の末に一徳坊山の鉄塔の足元に飛び出した。 やっぱりかなり時間は稼いだようだ。まだお昼になっていなかったので そのまま乗越に降りて扇畑谷を降りることにする。こちらは一般登山道かと思ったら また激下りが始まった。 谷筋は荒れていてまともな道はない。上流部は水たまりのようになっていたり伏流していたり じめじめした谷で 石がごろごろとしてどこを歩こうかと苦労する。 谷の半ばから 何とか道がわかり渡渉を繰り返しながらやっと 谷の入り口にたどり着いた。 目当ての花は見つからなかったが まあ これだけ歩けたことで 良しとしよう。 3時間ほどだったが かなりハードな山歩きで「2度と来たくはないな」 と思いながら帰途につきました。 初夏の花がぽつぽつと咲いていました。
ホタルブクロ
イチヤクソウ
ササユリ1輪。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます