春は山菜の季節だ。 雪国や 山国では 雪解けのあとから生えてくる山菜採りは何にもまして楽しみだ。 私は山国育ちでも 雪国育ち でもないが 子供の時から土筆摘みが好きだった。子供が幼いころも よくわらび採りに出かけた。車で1時間ぐらいの和泉丘陵までお弁当持参で出かけるのが楽しみだった。 ワラビはほとんどとれなかったが太陽がさんさんとふりそそぐ丘では 手足をいっぱいに伸ばして 一日過ごした。
当地に越してきてからは 苦労せずにわらびの生える斜面で夢中になって摘み 摘んだ山菜は食卓を飾った。 ワラビは酢の物に 蕗の薹,ヨモギ,タラの芽は天ぷらに イタドリはきんぴらに ゼンマイは手間がかかるがビビンバに。 今はひとり身になって 歩き回る自信もなくなって 以前のように あちこちにわらび採りに出かけることはないが 庭でコゴミが頭を出す。
コゴミは 東北地方の宿で食事によく出される山菜だ。 [コゴミ」 と聞くだけで雪国の春を思う。 そのコゴミは 図鑑でみると全国で生えるそうだが この辺りで見ることはめったにない。 ところが奈良県や和歌山県の山間では群生しているそうで それを貰ってきて山麓の貸し農園に植えた知人がいる。 どんどん増えて、、、、 と困ったような顔をしておられたが何株かもらってきて庭の隅に植えたら 毎年芽を出してくれる。 その形が何ともかわいく大好きな山菜だ。 我が家のコゴミは栄養不良気味でひ弱だが 天ぷらにしていただこう。
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