きまぐれブログ

ボケ防止の日記です。(*^^*)

今日の日経新聞「小麦の全粒粉、栄養素の宝庫」の要約。

2010-06-27 | グルメ
欧米ではパン、シリアル、パスタなど、主食の効能にかんする大規模調査が盛んで、驚きの効能が続々見つかっている。
どれも小麦やライ麦を丸ごと製粉した「全粒粉」で作った主食のことだ。
ご飯でいえば玄米にあたる。どの調査にも共通していることは、
全粒粉で作ったパン、パスタなどを食べている人に心臓病が20~40%少ないという結果になっていることだ。
がんも30~70%少ない。
全粒粉には抗酸化物、ビタニン、植物繊維、カルシュウム、鉄分などが豊富にふくまれる。
どの成分が体にいいのかは分かっていない。
ではどのくらい食べればいいのか。
米国には9万人の医師を対象に全粒粉パンやシリアルの摂取量と寿命との関係を調べた研究がある。
全粒粉を25%以上含んでいるものと、それ以下に分けてデーターをまとめた。
全粒粉を含んだパンやシリアルを毎日、1個(または1カップ)以上食べていた人たちは死亡率が24%低いことが分かった。
全粒粉は100%でなくとも効果があるようだ。
日本で好まれている「真っ白な食パン」は精白粉で作ったもので、これらの効能は期待できない。
ご飯はどうだろうか。玄米の効能を科学的に検証したデーターがない。
白米にほどほどの玄米を混ぜるくらいが無難だろう。
ご飯など和の食材については、これから日本人が大規模調査をがんばってやるしかない。(新潟大学教授 岡田正彦)


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