今回はソアーヴェ クラッシコ “カルヴァリーノ”(Soave Classico “Calvarino”)2006を抜栓しました。先々回のタメッリーニ社のソアーヴェ クラッシコ “レ ビーネ デ コスティオーラ”は今風の味わいで、慣れ親しんだソアーヴェを味わいたかったからです。
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カルヴァリーノはトレッビアーノ ディ ソアヴェが30%を含められています。何種類かリストにあるソアーヴェの中で、これだけがガルガネガ100%でないワインです。だからと言って古典的なソアーヴェではありません。期待していた、アーモンドの香りはしっかりと感じられます。ニワトコか灌木のような香り(銘柄を見ているためか?)が感じられるような気がします。それに、ナシと柑橘系の香り。思い返せば、2000年までのソアーヴェには柑橘系の香りは感じられなかったと思います。
甘夏柑に似た素朴でゆったりした酸と心地よいほろ苦さ、優雅な果実味はバランスよく、力強さがあります。色調は若いうちは麦藁色だったと思いますが。これもコハク色に変化をしています。これだけしっかりした酸があるので熟成感を楽しめるワインになってくれると思います。