今回、抜栓したイタリアワインはアルト アディジェ ゲベュルツ・トラミネール “カンパネル”(Alto Adige GewurzTraminer “Campaner”)2006です。
昨日は姫路から鳴門、そして高知へと旅行し帰札。カボスと柚子の香りが脳裡に浮かび、セラーの中より取り出したのが、カンパネルです。特に印象深いことは無かったのですが、理由もなくカボスとカンパネルがセラーの中で結びつきました。
定番のライチと白桃の香りを拾うことができず、最初に杉の香りが飛び込んできますが、何か合点がいかない。ミネオラ オレンジ、アプリコット、白い花の香りはプリッとした弾力があります。ぺトロール香は付いていません。静かに滑らかな酸と陰影の豊かな果実味。香りと味わいは熟成感と言うよりは、まとまりよく結束力が強まったように感じられます。弾力がありスケール感もあるのは、アルコール度数が14.5%だから出来ているのかな、と思いました。