
今回、抜栓したイタリアワインはレ ヴォルテ(”Le Volte” Toscana I.G.T.)2006です。
少し前に抜栓した2001と2004の状態は良好でした。しかし、何か合点がいきませんでした。熟成感が出てきた、とかバランスが良くなった、とかではなく。とにかく安定感があるように感じます。ひょっとすると醸造技術の妙に嵌まっているのかな、とさえ思っています。前回の2本と今回の2006に感じる、ほっとする安堵感のような味わいに瑞々しい柔らかな香りは、これが全てなのか、2幕目があるのか見当がつきませんが。そのように、思わせる素振りを楽しめるワイン、なのかもしれません。