新笠通信 奄美電信版

 Copyright (C) 2010 shinkasatsushin All Rights Reserved.

なぜ臓器移植制度の点検は継続されなければならないの

2010-02-28 21:10:38 | Diaries
臓器提供者

臓器の流通に関して、健康状態になんら異常のない臓器を提供することとなった人物が、流通業者によって故意かつ計画的に脳死の状況へとおとしめられていた事実が認められるようなことがあった場合、流通業者を殺人の罪で確実に罰せられるよう規定が設けられていなければ、1億や2億ぐらい容易に調達できる日本のような環境にない、需要者としてではなく、供給者としてしか存在することのできない境遇にある子供たちの人権がおびやかされてしまうことになってしまうでしょう。

臓器提供者待ちというのは、脳死に至ってしまった状態になる人間を待っているというのにほかなりません。

一般的と考えられる臓器移植費用にいくら上積みすれば、臓器待ち時間がどれぐらい短縮される。というような需給環境が形成される事がどれほど恐ろしいことかということを強く意識しておく必要があるでしょう。

臓器流通をめぐる規定整備の不十分な状態が出現することは官製の新たな児童虐待が生み出されることにほかなりません。

未成年者の臓器提供を認めたら、国内外を問わず不審な脳死事例が多発する事態が認められるようになったということだけは全力で阻止していく必要があるはずです。