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柔道をはじめとする全てのスポーツにおいて、暴力やハラスメントが入り込むことに、断固として反対します。

2014-08-04 01:41:19 | Diaries
女子柔道・15人の告発の勇気を正面から受け止めて。

伊藤 和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長 2013年2月10日 18時15分

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0205.html

「指導の名の下に、又は指導とは程遠い形で、園田前監督によって行われた暴力行為やハラスメントにより、私たちは心身ともに深く傷つきました。人としての誇りを汚されたことに対し、ある者は涙し、ある者は疲れ果て、又チームメイトが苦しむ姿を見せつけられることで、監督の存在に怯えながら試合や練習をする自分の存在に気づきました。」
「ロンドン五輪の代表選手発表に象徴されるように、互いにライバルとして切磋琢磨し励まし合ってきた選手相互間の敬意と尊厳をあえて踏みにじるような連盟役員や強化体制陣の方針にも、失望し強く憤りを感じました。」
「私たちは、柔道をはじめとする全てのスポーツにおいて、暴力やハラスメントが入り込むことに、断固として反対します。」

これを読んで、本当につらかっただろうに、この競技の将来のために勇気をもって立ち上げった女性たちの志の高さやひたむきな心が伝わり、感銘を受けた。
自分が生きる道と定めた職業やスポーツ、その環境が暴力やハラスメントに満ちているというのは、本当に耐えがたいことである。
夢をあきらめたくないが、暴力やハラスメントを甘受することはできない。
告発をすれば、自分の生きる道を失うかもしれない。
多くの人が挫折をし、絶望してやめてしまう。もしくは、生き残るため、そうした環境を受け入れてやり過ごしていく。
それでも、妥協したりあきらめてやめたり、という個人的な解決をせずに、問題を共有する仲間たちと一緒になって告発することを選んだ。それはどの業界でもなかなかできないことであり、本当に画期的な素晴らしいことである。
内部告発者に対する実名公表と言う、およそ配慮に欠ける話まで持ち上がったが、今のところ、彼女たちのプライバシーは守られているようである。 あらゆるハラスメント事案において、告発者・被害者をさらし者にしないというのは鉄則である。
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引用元 http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20130210-00023427/