女性の社会進出が叫ばれて久しいですが、

組織がピンチに陥った時に、立ち振る舞いが、果たして、本当に求められるか、望まれているか、心の準備ができているか。

局面、情勢、全体を見た対応ができるか。

組織の存亡に関わる事態、社会的信用を損なう、株式といった資本が流出する、取引先が凍結を通知してくる、出方によっては行政処分の内容が変わってくる
局面でどのような収め方をみせられるかについては、最初から期待されていないのではないかと、首をかしげたくなるようなこともあるでしょう。

男性社会並みの責任をというのは、対応を誤ると、再び認知対象として扱われない、認可を得るにふさわしくないという外形が整ってしまう、対等な取引の相手として
見做されない。常に迷惑料を加算、上乗せした、不利な条件、関税、ペナルティーがかけられてはじめて、取引にこぎつけられるといった、まわりをどのように動かして
しまう結果、取り巻く環境を自ら規定するということにほかなりません。

企業が不祥事を起こした。適切なタイミングで記者会見が行われた。

大学で不祥事が起きた。適切なタイミングで記者会見が行われた。

記者会見場の長机の向こうで頭を下げている姿、あんなものは真似できない。正直ばかばかしい。そういったことが率直に態度に出てしまう。

ここでファイティングポーズをきめるところではないだろうというところで、まさかの決めポーズ。火に油を注ぐような言動をみせる。
あるいは、炎上を見てみぬふり、放置する。

説明責任まではまだまだ早い。

周囲の環境要因、機構のひとつひとつがけしからんと常日頃から思っている、心服していないという気持ちが先んじてしまい、事故処理ひとつとっても、
興奮をしずめる、なだめる、といった初動対応がトップをはじめとする広報部門に自然におこってこない。

私の何がいけないの。と、きょとんとしている。と映るように、仕上がっている。文化が完成されている。

この中で、不祥事の時に、事故処理時に、世間の不安を静めたり、行政や司法に説明できる駒は、一枚でもあるか

これまでの地域を代表してきた者の立ち振る舞いから、うかがい知れるということはあるもので、

これまでの時点では、そこまでやるほどのことでない。といったことは、まだまだ私が決めること、
大企業や大学での不祥事における事故処理に相当する初動対応は、顧問弁護士をはじめ、団体の長も不要ということで、一致させているかのようにみえます。

男性社会とは、出世と引き換えに、何かを犠牲にしてきた人が残ったという面が多分にあり、中には、比較的軽い犠牲ですんだ人もいるかもしれませんが、
女性が男性と対等に、出世と引き換えに何かを犠牲にしていくとしたら、自分へ割与えられた職責を手放さないための行動が長く続く、すると、主婦層とは、
明らかに違う、特徴が次々と明らかになってくる。主婦層と違って、何を手に入れ、何を失ったか。どのような機会を得、どのような機会を失ったか。

説明責任を果たせるまでには　人間が出来上がっていない。現時点での仕上がり、完成度に課題がある、と自問自答を続けることのできる女性が人材がはたして
登場してくるか？

きついことを、厳しいことを言ってくれる人を遠ざけてきた、頭ごなしに発言をさえぎり続けていった場合の完成形。ある大企業の開発部門のように、聖域化
された部門が現れて、自分を成長させてくれる競争相手も具体的になくなり、独占がほぼ完成した、天敵が消滅してから何年後の仕上がりを、シミュレーション
してみましょう。そして我々は独占が進んでからおよそ何年後の姿、仕上がり、を現在見せつけられている最中というところになってきているのでしょう。