toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

F

2009年04月17日 | 読書日記
ジャズマンの間で「次は"F"で」と言えば、「次の曲は(移調して*)ヘ長調で演奏しましょうね」と言う意味。
飲んだ後で「一人F千ね」と言えば「一人アタマ4千円ですよ」と言う意味。

そんなことはどうでも良いけど(笑)、美人作家で有名な鷺沢萌の「F」はいろんなタイプのお話でなかなか面白い本でした。
他の鷺沢作品とはちょっと毛色の違うのが有ったりで、まだ読んでない人にはお勧めの一冊です。
だた、彼女の本はみんな薄くて、同じ100円で買うとかなりコストパフォーマンスが悪いので覚悟がいります。(笑)
なんせ宮部みゆきの3分の1くらいしかないのに値段は同じなんだから・・・・

生きていればちょうど40歳。文才と容姿に恵まれた彼女だったけど、やっぱり美人薄命と言うのは本当なんでしょうか。。。


*ちなみに移調と転調を混同している人がいます。
転調とは曲の途中でキーが変わることです。「イパネマの娘」はFだけど、サビのところで4小節ずつ、F#→A♭→B♭と転調していきます。F#なんてキーは滅多にやらないキーなのでソロの時はロングトーンなどでごまかします。
移調と言うのは元のキーをそのまま平行移動させてしまうことです。音域の狭いボーカリストが自分の歌えるキーに合わせるために良く行います。非常に迷惑なことです。
コメント
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