toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

ABO殺人事件

2012年07月18日 | 読書日記
このページではお馴染みの清水義範の作品。

例えば推理小説で、犯人が幽霊だったなんて話があったら怒ると思うけれど、これはまさにそういう話。
ただし、推理小説ではない。
推理小説風のユーモア小説。
彼にはユーモア推理小説と言える「やっとかめ」シリーズや、「憂鬱」シリーズがあってこっちは、ちゃんと謎解きになっているけれど、これは全く滅茶苦茶な結末になっている。
だいたい、探偵が宇宙人で特殊な能力を持っているってう設定もミステリーとしては掟やぶり。
とにかく読んで楽しい、清水義範らしい小説です。
ちなみに、まだ読んでないけれど「こちら幻想探偵社」という本の続編らしい。


ソノラマ文庫 552円


ちなみに12日に書いた「辻村深月」さんがこの度直木賞を受賞されました。
おめでとうございます。
コメント
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