toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ヘブンメイカー」 恒川光太郎

2015年12月19日 | 読書日記
やがて「ヘブン」と呼ばれることになる理不尽に亡くなってしまった死者の町が突然現れてからの物語と、ヘブンを作り出したサージイッキ(佐伯逸輝)がそれを作るまでの物語「サージイッキクロニクル」が細切れになって交互に語られるという私の一番嫌いな形式の小説。

二つの物語はどちらも面白いのに、ブツ切れになって別の話に変わるので読んでいてイライラしてしまう。こんなに細かくしなくて2回くらいにまとめればもっと読みやすくなるのにもったいない。

物語の中で逸輝はスタープレーヤーとなってヘブンを作り出すのだが、副題が「スタープレーヤーⅡ」とあるので、前編があるのかも。。



角川書店
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