冒頭は同時進行の話を複数の登場人物の目線で、順に書くパターン。
探偵たちの話と刑事の話とが入れ替わるが、細切れ過ぎて読みにくくて仕方ない。
面白くなってきたなと思うと違う話になって、前の話はすっかり忘れてるので読み返しながらでないと先に進めない。
おまけに何だか分からない話まで紛れ込んで、ますます混乱するばかり。
少なくとも、刑事の話と探偵の話は収束するまでをまとめて書いて欲しかったな。
第一部は物語の長い導入部みたいな感じだけど、第二部になって島に渡ってからは途端に物語が動き出して面白くなってくる。
島の住民とのやり取りにリアリティがあって読みごたえ十分。
主人公たちの個性がここで光ってくる。
そして冒頭の出来事が伏線として見事に回収される。
結末の第三部はまさにハードボイルド。
上手くいきかけると、思わぬトラブルに見舞われなかなか思うように進まない。
読んでる方はイライラしてしまうけれど、主人公たちは冷静に対応していく。
実際、警察(公安)もそこまでやるのかな?というところも有るけれど、かなり厚めの上下2巻に渡る長編、楽しく読ませて頂きました。
角川文庫(上下巻)
探偵たちの話と刑事の話とが入れ替わるが、細切れ過ぎて読みにくくて仕方ない。
面白くなってきたなと思うと違う話になって、前の話はすっかり忘れてるので読み返しながらでないと先に進めない。
おまけに何だか分からない話まで紛れ込んで、ますます混乱するばかり。
少なくとも、刑事の話と探偵の話は収束するまでをまとめて書いて欲しかったな。
第一部は物語の長い導入部みたいな感じだけど、第二部になって島に渡ってからは途端に物語が動き出して面白くなってくる。
島の住民とのやり取りにリアリティがあって読みごたえ十分。
主人公たちの個性がここで光ってくる。
そして冒頭の出来事が伏線として見事に回収される。
結末の第三部はまさにハードボイルド。
上手くいきかけると、思わぬトラブルに見舞われなかなか思うように進まない。
読んでる方はイライラしてしまうけれど、主人公たちは冷静に対応していく。
実際、警察(公安)もそこまでやるのかな?というところも有るけれど、かなり厚めの上下2巻に渡る長編、楽しく読ませて頂きました。
角川文庫(上下巻)