toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「還らざる聖域」 樋口明雄

2022年01月27日 | 読書日記
北朝鮮で軍事クーデタが起き、何故か政府軍が屋久島を占領する・・・と言う奇想天外な設定。

時間と共に刻々と変わる状況を上手く描いて一気に読んでしまう。

途中から物語の方向が変わっていって、ハードボイルドから恋愛小説を経て最後は人情物語になってしまう。
最後の占領軍の兵士たちの行動が不自然すぎる。
それによって、そもそもの占領軍の行動原理や、細かい設定の粗が気になってしまう。
途中までドキドキの展開だったのに残念。





角川春樹事務所
コメント
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