toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「邂逅の滝」 遠田潤子

2023年10月03日 | 読書日記
山奥の滝が舞台の短編小説集。
どれも絶望的な結末。

一作ごとに時代が遡っていき、最終話でそれまでの物語はこの物語の二人の生まれ変わりだと思わせる記述があって、なんとなくつながった感じになるけれどちょっと強引。

全ての話に望月という男が出てくるけれど、もしかしたらこの名前に何か意味が有るのかもしれないし、歴史的背景を理解していれば色々分かったかとも有ったかもしれないけれど、私には読み切れなかった。





2023.9.30
光文社
コメント
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