toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「アンドロメダの涙」 天川栄人

2023年10月09日 | 読書日記
副題に「久閑野高校天文部の、秋と冬」と有るので、そこから想像していた内容とは全く違っていた。
女子高生の成長物語と言った内容。

登場人物のキャラ設定も良いし、ストーリも面白くてサラッと読めるけれど、個人的には3人が天文部に入ったきっかけとか、主人公のえるもは東京から故郷に戻ってきたことを匂わせておきながら結局そこには触れてないけれど、その辺のことも書いて欲しかった。




2023.9.11
講談社
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「二律背反」 本城雅人

2023年10月09日 | 読書日記

なんとプロ野球ののピッチングコーチが主人公で探偵役のミステリ。

優勝争いしているチームでピッチャーを預かるコーチの信念と監督との意見の食い違いなど野球小説として楽しめるうえ、殺人事件の謎解きも有るという盛りだくさん・・・と言う内容だけど、どっちも中途半端になってしまってる感じ。
特に謎解きに関しては主人公の行動が異常過ぎる。
それが解決に繋がったり、伏線になったりしてるんだけど不自然さは否めない。

どちらのストーリもそこそこ良くできているのにもったいない感じ。
探偵役となる人物を変えて(例えば女性新聞記者とか)、コーチはミステリに関しては助手役にした方が不自然さが軽減されたかも・・・。




2023.5.9
祥伝社

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