toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ひとりぼっちの夜は、君と明日を探しにいく」 永良サチ

2023年10月26日 | 読書日記
またか・・・の残留思念。(残留思念という言葉はこの小説ではじめて知ったけど。)
有川浩(今は有川ひろ)の「ヒア・カムズ・ザ・サン」ではじめて知った時は、彼女が考え出したのかと思ってよくこんなこと考えたものだと感心したけれど、その後同じ能力の小説と多く出会って私の中ではすっかりありふれたテーマになった。
でも、残留思念を扱った小説の中でも、この作品はかなり良い方かも・・・。

残留思念の読み取りは物語上都合の良い扱われ方をしていて、ロジカルに考えておかしな点がいっぱい有るけれど、話が面白かったからまぁ良いか。
でも、ちょっと出来過ぎな結末。




2023.9.25
スターツ出版
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マンション フォンティーヌ」 小路幸也

2023年10月26日 | 読書日記
いかにも小路幸也らしい小説。

マンションフォンティーヌを舞台にして、その関係者が順に語り手になりながら物語が進んでいく。
良い人しか出てこないし、こうなるだろうな・・・と思ってる通りの展開で、安心して読める。
たまにはこういう小説も読まないと(笑)。

言い訳みたいな部分がちょっと多かったかも・・・。





2023.10.20
祥伝社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする